運転が楽しくて街中でも使いやすく価格はお手頃、今では貴重な趣味性の強い3車を比較チェック(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
運転して思わず歓声を上げたくなるような楽しさ満点のコンパクトな3車を乗り比べる
「最近は運転してヒャッホー!と歓声を上げたくなるような楽しいクルマが減りましたね」と編集部のY氏が感慨深げに言った。
確かにその通り。新車販売されるクルマの36~40%を軽自動車が占め、コンパクトカーも約20%に達する。15%前後のミニバンも加えれば、70~80%が実用指向のクルマだ。日常生活の中で便利に使えて価格も割安だが、運転して「ヒャッホー!」と歓声を上げたい気分にはならない。
ならば今回は、「思わず歓声を上げたくなるような楽しいクルマを取り上げよう」という話になった。
意外に難しいのが車種の選択。楽しいクルマとなれば、運転感覚はもちろん、内外装のデザインもカッコ良くありたい。ただし、価格が300万円を大幅に超えるような車種は、楽しさだけでは選びにくいことも事実だ。また、最近はあらゆるクルマで環境性能が重視され、大排気量エンジンを搭載した高性能車に乗るには、後ろめたい雰囲気もある。価格は300万円以下が売れ筋で、エンジンの排気量も2リッター以下と考えた。
そこで筆頭に挙がったのが86。久々に登場した運転の楽しい後輪駆動のコンパクトなスポーツカーだから、絶対にはずせない。
86を取り上げるなら、ロードスターも不可欠。86と同様に2リッターエンジンを搭載する後輪駆動のスポーツカーとあって、立場的には86を迎撃する存在ともいえる。
そしてもう1車はコンパクトなSUVのジューク。ほかの2車とはジャンルが異なるが、趣味性の強いクルマを多角的に捉える意味も含め、あえてジュークを選んだ。
いずれも個性の強いクルマだから、比較試乗といっても優劣を競うのではなく、持ち味の違いを探りたい。「楽しいクルマを3車持ち寄って、パーティを開いてみました」という気分で取材を進めることにした。
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