フォード 新型エクスプローラー 海外試乗レポート/金子浩久(3/4)
- 筆者:
- カメラマン:高橋信宏&フォード・ジャパン・リミテッド
先代よりダウンサイジングした新型V6 3.5リッターエンジンを搭載
エンジンは、先代のV6 4.0リッターからダウンサイジングされた、V6 3.5リッターエンジンを搭載する。
294馬力ものハイパワーを発生するから、普通の乗り方をしている限りではもはや充分すぎるくらいの動力だ。
アメリカのインターステイとハイウェイの法定制限速度が時速70マイルに引き上げられてからずいぶん経つが、その中でも充分に軽快な加速を見せる。
インテリアはガラッと変わって、とても未来的なデザインとなった。
先代までは、“いかにもアメリカン”といった大味テイストな造形と色彩だったが、見事に“新しい”装いへと変わった。「ヨーロッパ調」というと、正しくはない。正確に言えば、大都市のアメリカ調である。
ニューヨークやサンフランシスコ、それからシカゴなどを想像してもらえばわかる通り“ザ・アメリカンチック”なのだが、ヨーロッパや日本などの他のカルチャーに対しても、広い角度で受け入れようとする、現代のアメリカのセンス自体を体現しているかのようなデザインだ。
そして、大きなモニター画面を用いたインフォテインメントシステムが画期的だ。
ナビゲーション、オーディオ、エアコン、携帯電話の4つの設定と操作をタッチスクリーンで行える。
そのうちの主なものはステアリングホイール上のボタンスイッチで操作が可能で、スピードメーター両脇の画面でも確認ができる。さらに、ボイスコントロールも可能だから、操作系統は世界的にも最も新しいものとなった。
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