[試乗]ダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンクは、子育てファミリー第四の選択肢だった(1/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志
これってミニバンじゃないの? ファミリーカーなの??
2016年11月、ダイハツとトヨタから新型車“ダイハツ トール”、“トヨタ ルーミー/タンク”が登場した。後席スライドドアを備えた小型ハイトワゴンの姉妹車だ。え、これってミニバンとは違うの? ファミリーカーとしても使えるの? そんな疑問に答えてくれたのは、モータージャーナリストの藤島知子さん。乗ってみてわかった室内の使い勝手、短い全長による取り回しの良さ、そして2種類あるエンジンの走りの違いなど、トール・ルーミー/タンクの気になるあれこれについて、詳細にレポートしてくれます。
背高Kカーでもないし3列シートミニバンでもないけれど・・・
子育て層のクルマ選び。最近は色々な選択肢がありますよね。乳幼児のお子さんがひとりであれば、軽自動車のダイハツ タントやホンダ N-BOXのようなミニマムな選択肢がありますし、大家族なら3列シートで日産 セレナみたいなミニバン系、「年に何度か3列目に祖父母を乗せるけど、普段乗りの扱いやすさが大事」なんていうケースは、トヨタ シエンタやホンダ フリードみたいな小型ミニバンという選択肢が用意されています。
そこで、今回は子育て層の第4の選択肢として注目して欲しい2列シートの実力派コンパクトモデルをご紹介します。その名も“ダイハツ トール”、“トヨタ ルーミー/タンク”、さらにスバルブランドで“ジャスティ”として販売される4姉妹モデルです。
ダイハツが軽のノウハウを活用し開発した子育て層のためのファミリーカー
小型車ながら、なかなかの迫力を感じさせるこのモデル。実はダイハツが企画・開発を行い、トヨタやスバルで販売されます。
「ダイハツがトヨタのクルマ?」と思うかも知れませんが、すでに発売されているトヨタ パッソとダイハツ ブーンの関係と同様のもの。軽自動車メーカーとしても知られるダイハツですが、小さなクルマを大きく使う工夫や、使って嬉しい実用的なアイディアを採り入れることを得意とするメーカーだけに、日常生活で得られるメリットに期待が高まります。
カスタムと標準、さらにトール・タンクとルーミーでも外観に違いが
トール・ルーミー/タンクのルックスについては、標準モデルと上級仕様のカスタムで装いが異なります。トールとタンクの標準モデルは、切れ上がった目元が印象的な颯爽としたイメージ。
一方で、メッキをあしらった上級モデルのカスタム(特にトールカスタムとルーミーカスタム)は、もはやミニバン並みの押し出し感アリ。とはいえ、LEDヘッドライトの先進感と上質にまとめられたデザインが調和していることもあって、それほど嫌味を感じさせない“さじ加減”が絶妙です。
ちなみにルーミーの標準車と、タンクのカスタムは、それぞれの間を取った感じ。
>>ダイハツ トール&トヨタ ルーミー/タンク フォトギャラリー[画像150枚!]
ボディカラーは発色のいい“フレッシュグリーンメタリック” (黄緑色)から、“インペリアルゴールドクリスタルメタリック” (ルーミーのみ“ブリリアントカッパークリスタルマイカ”名/金色)といった上品なカラーまで。モノトーンのラインナップのほかに、カスタムにはブラックルーフ仕立てのツートーンカラーも用意されています。
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