[試乗]ダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンクは、子育てファミリー第四の選択肢だった(2/3)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志
毎日が新鮮な気分でハンドルを握れそう
トール・ルーミー/タンクの車内に乗り込んでみると、見晴らしの良さが印象的。移り変わる景色を満喫できるだけでなく、非日常感を日常に持ち込めることで、毎日新鮮な気分でハンドルを握れそうです。
シートの高さ(ヒップポイント)は小柄な女性でも乗り込みやすく、ムリのない姿勢で乗り降りできる点では幅広い年代のユーザーが向き合いやすいハズ。水平基調のインパネはガッチリ骨太な作りだけど、ダッシュボードの上部に設けた吹出口はエアコンの風を後席に行き届くようにした心配りなのだとか。
さらに後席の足下にはヒーターダクトが標準装備。後席に座る子供やママが冬場に寒い思いをしないようになっています。
>>[画像150枚!]ダイハツ トール&トヨタ ルーミー/タンク フォトギャラリー
インテリアについても、標準モデルとカスタムで異なる雰囲気。標準モデルは運転席のメーターや助手席のオープントレーのアクセントカラーとしてビターなオレンジを配色。カスタムはブラックの内装やシルバーの加飾とのコーディネートで先進感を表現しています。
コンパクトかつ背高な2列シート車ならではの利点、あれこれ
とかく日本人は“大は小を兼ねる”発想で、実用性を求めるファミリーカーに「3列シートを買えば万能でしょ」と思っている人が多いけど、実は2列シートだから得られるメリットは案外大きいんです。
とくに“ママが運転しやすい小型車”というボディサイズの制約があれば、限られた全長の中で、後席乗員分のスペースを広く確保できるメリットがあります。
つまりコンパクトカーに3列シートを詰め込めば、シートの前後の間隔が狭くなるし、シートアレンジは複雑になりがち。その点、2列シートであるトール・ルーミー/タンクはシンプルです。
後席が60:40の左右独立式で、それぞれに240mmのスライド機構付き。荷物が多い時は前寄りにスライドすれば、後席に乗員が座った状態でも、機内持ち込み用のサイズの旅行かばんが荷物が4つほど積めるほどのキャパがあります。
前席・後席間のウォークスルーはあるととても便利
また後席を一番後ろにスライドすると、足が組めるほどの広さを確保。ママがチャイルドシートに子供を乗せて世話をする、なんていう時には、身体の可動範囲が広くなって、身動きが楽になります。
さらにベビーカーを荷室に積む時には、床板を立てかけると樹脂製のフロアが現れて、タイヤで汚れても掃除がしやすい、なんていう工夫も。
車内は運転席と助手席の隙間からウォークスルーができるので、雨の日はクルマから降りずに子供の世話などができるのも嬉しい。前席左右間の床にはカバンが置けるトレーがあるので、助手席にお友達が座っていても手元にカバンを置いて、お財布などをサッと取り出せることも便利だったりします。日常使いのファミリーカーで、この使い勝手の良さは嬉しいものです。
ファミリーのみならず、多趣味なアナタにもトール・ルーミー/タンクがおススメな理由
もちろんトール・ルーミー/タンクは、子育てファミリーだけのものじゃありません。趣味の道具や大きな荷物を運びたいときにも、驚きの積載性を発揮してくれます。
>>ダイハツ トール&トヨタ ルーミー/タンク フォトギャラリー[画像150枚!]
後席は背もたれを倒して床にたたみ込むダイブイン構造を採用しているので、奥行き1500mmもの荷室長を確保して長尺物が搭載可能。さらに、急な雨で子供を自転車ごと迎えに行きたい、なんていうシーンには、倒したシートの背面に内蔵された防汚シートを広げれば、ママチャリサイズの自転車がフロアを汚さずに搭載することができます。
そんな、クルマを汚さないアイディアが詰まった装備は、ファミリー層だけでなく“後席にお客様を乗せて移動するし、大きめの荷物を運ぶこともある”なんていう使い方をする場合にも、シーンに応じて活躍してくれそうです。
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