ダイハツ 新型 ムーヴ・ムーヴカスタム 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/6)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:小林岳夫
ボディを補強したら、乗り心地の質感も高まった
ムーヴの詳細は、12月12日に掲載した「新追加のグレード名はハイパー! ダイハツ ムーヴがフルモデルチェンジ」を参照していただくとして、早速、試乗した印象をお伝えしよう。
最初に試乗したのは、売れ筋グレードの「ムーヴ X SA」(価格は130万6800円)。ノーマルタイプのエンジンを搭載する。
発進直後に気付いたのは、先代型に比べて乗り心地が向上していることだ。軽自動車の場合、路上の細かなデコボコを直接的に伝えやすいが、ムーヴではしっかりと吸収していた。路面の段差を乗り越えた時などは、相応にショックを伝えるが、角は丸い印象だ。そしてカーブを曲がっている時にデコボコを乗り越えても、ハンドルに不快な振動が伝わりにくい。
運転席シート性能見直しでロングドライブも快適に
前席の造りを見直したことも、乗り心地に影響しているだろう。座面と背もたれの形状や硬さを細かくチューニングして、腰まわりをしっかりと包み込む。背もたれの高さを50mm増したから、肩まわりのサポート性も良くなった。シートにこれだけのボリュームがあると、路面から伝わる振動の吸収力も高まる。
操舵感も改善させた。先代型も軽自動車では自然な部類だったが、新型では電動パワーステアリングのクセを抑え、曖昧さを上手に払拭させている。
唯一、快適性で気になったのがタイヤの硬さだ。ムーヴ X SAが装着するタイヤは14インチ(155/65R14)で、試乗車の銘柄はダンロップ・エナセーブEC300+だった。転がり抵抗を抑えるために指定空気圧は240kPaだ。今の軽自動車では極端に高い空気圧ではないが、足まわりが正確に動くようになり、全般的な乗り心地が向上したことで、タイヤの硬さを意識するようになった。
[走りの質感はどのように高まったのか・・・次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。