早春を求めてのんびり“ゆる旅”・・・BMW 新型X3で往く駿河路ドライブ(3/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田 清志
先進運転支援システムが大事な家族や仲間との遠出をさりげなく支えてくれた
口の中がすっかりスイートになった我々は、「やっぱりグルメは塩気も必要だよね」と、さらに貪欲にグルメを求めて「エスパルス・ドリームプラザ」へ。ここには清水港の新鮮な海産物を、お手頃な価格で食べられるお店がいくつか入っている。
桜えび、そして生しらすなど、これも東京ではなかなかお目にかかれない価格でガッツリ堪能し、ひたすら満足な旅となった。
満腹になれば運転もやや散漫になってしまうのが人の常。もちろん我々はプロですので(えっへん)、どんな状況でも安全運転にぬかりはないのだが、X3に搭載された先進安全技術と運転支援システム“ADAS”(advanced driver assistance system)はきっと、このクルマを愛車として迎える人が最も恩恵を感じる部分だと思う。
「ドライビングアシストプラス」はステアリングホイール操作と加減速、制動をサポートする。「ステアリング&レーンコントロールアシスト」でステレオカメラを使用して先行車両を追従し、これにステアリングホイール操作をアシストして車線の中央部分での走行を維持するというものだ。
安全技術では「アクティブサイドコリジョンプロテクション」も挙げられる。高速道路などで割り込んで来る車両との衝突を回避するのだが、これにもステアリングホイール操作に介入がある。
もちろん、先代モデルに搭載されていたアクティブクルーズコントロールや、前後クロストラフィックウォーニング、レーンデパーチャーウォーニング、衝突回避・軽減ブレーキも進化しながら健在というわけで、家族を乗せての遠出も万全の体制で臨めるというわけ。
SUVの王道を往く優れたユーティリティにも注目
最後に、室内空間の広さからもたらされる快適性にも触れておきたいのだけれど、いかにもSUVな箱っぽい、ピラーの立ったルックスからもたらされる、ヘッドクリアランスは本当にゆとりのあるものだった。大男2人と旅して閉塞感を全く感じさせないのに取り回しに優れたDセグなんて憎い。
「春を探す旅に出たいんだよね」なんて言っておいてアレだが、BMW 新型X3の基礎体力の高さに感激し、次は名残りの雪道ドライブなんかにも出掛けたくなった私であった。
[Text:今井 優杏/Photo:和田 清志]
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BMW 新型X3の主要スペック
BMW 新型X3の主要スペック | |
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車種名 | BMW X3 |
グレード | X3 xDrive 20d Msport |
駆動方式 | 4WD |
トランスミッション | 8速AT |
価格(消費税込) | 7,100,000円 |
JC08モード燃費 | 17.0km/L |
全長 | 4,720mm |
全幅(車幅) | 1,890mm |
全高(車高) | 1,675mm |
ホイールベース | 2,865mm |
乗車定員 | 5人 |
車両重量(車重) | 1,860kg |
エンジン | 直列4気筒DOHCディーゼルターボ |
排気量 | 1,995cc |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/4,000rpm |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgf・m)/1,750~2,500rpm |
燃料 | 軽油 |
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