[試乗]BMW 新型5シリーズ(7代目)は次世代ラグジュアリーセダンの新基準を打ち立てた(3/3)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:BMW AG
ガソリンモデルとディーゼルモデル、どちらが買いか
2台目に試乗したのは”540i Mスポーツ”だった。
ガソリンの3.0リッター6気筒ターボエンジンと8速ATを搭載し、後輪を駆動する。
エンジンの最高出力は340ps/5500~6500rpm、最大トルクが450Nm/1380~5200rpm。0~100km/h加速は5.1秒。
上質なところと快適な走りっぷりは、1台目に乗った530d xDriveと変わるところがない。ガソリンエンジンの機敏なスロットルレスポンスを如実に感じるのは高速道路を降りてから、山の中のワインディングロードを走った時ぐらいのものだ。
ロングドライブを頻繁に行う人には、燃費と静粛性からディーゼルを勧める。そうでなければ、どちらを選んでも正解だろう。
その将来性に期待したいジェスチャーコントロール
新型5シリーズには実に多くの新装備や新機軸が備わっている。その中で特に印象に残ったものを挙げると、インフォテインメントのジェスチャーコントロールだ。
ドライバーはモニター画面やスイッチ類に触れることなく、ハンドルから離した右手(右ハンドルならば左手)の指で特定のジェスチャーを行なって、さまざまな操作を行うことができる。
例えば、親指と人差し指でVの字を作り、それを空中で時計回りに回すことによってエンターテインメントのボリュームを上げることができる。逆に回せば、下げられる。他にも、いくつもの操作が可能で、タッチパネルやボイスコントロールに加えて、もう一つの操作方法を得たことになる。
インターフェイスの多様化で、これも増え続ける機能を操作するドライバーの負担を軽減することになるはずだ。
また新たな地平を切り開いた新型5シリーズ
BMW 新型5シリーズは期待通りの走行性能と品質を進化させつつ、運転支援とコネクティビティ、インターフェイスについて新しい地平を切り開いた。スポーティで上質な4ドアセダンであり、加えて先進的な装備も盛り込まれている。ラグジュアリー4ドアセダンの新しい基準を打ち立てたと言えるだろう。
[レポート:金子浩久]
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