BMW 4シリーズグランクーペ 海外試乗レポート /石川真禧照(1/2)
- 筆者: 石川 真禧照
4シリーズに新たなラインナップ「4ドアグランクーペ」が誕生
BMWの新型車構成はとどまるところを知らないようだ。
かつては乗用車シリーズと言えば「1」「3」「5」「6」「7」シリーズだけだったが、いまでは「2」「4」シリーズを加え、さらに「8」や「9」シリーズまで拡大するとも言われている。しかも3シリーズなどはセダン、ツーリング(ステーションワゴン)に加え、グランツーリスモ(GT)も加わった。4シリーズは3シリーズのスポーティモデルとして登場、2ドアクーペやカブリオレがある。その4シリーズに今度は4ドアの『グランクーペ』が加わったのだ。
グランクーペという名称は2012年に6シリーズに登場している。2ドアクーペのホイールベースとルーフを延ばし、スタイリッシュな4ドアクーペをつくり上げた。普通のクーペよりも広いリアシートを持つこの4ドアクーペは、メーカーが想像していたよりもユーザーに受け入れられ、発売以来1万6000台を販売した。これは6シリーズの40%にあたる。このヒットを見て、4シリーズのグランクーペが企画された。
2ドアよりもエレガントで、使い勝手が良いボディはクーペのスタイルと実用性が欲しい人向け。リアにゲートを持つ5ドアボディだ。
3シリーズの5ドアというとGTシリーズがある。このモデルとの棲み分けを開発者に聞いてみた。すると「GTは3シリーズのロングホイールベースをベースにしている。室内も広い。GTは文字通りたくさんの物を載せて、長距離を走るためのクルマ。」という答えが返ってきた。
4ドアクーペをつくるなら、4シリーズもロングホイールベースで作れば良かったのでは、という質問には「ホイールベースをこれ以上延ばすとバランスが崩れてしまう。リアシートも足元は広いが、ヘッドスペースが狭い、というバランスの悪いクルマになってしまう。」とのことだった。
4シリーズグランクーペはすでに日本国内向けに発表会が行われている。ラインナップは420i(直4、2リッターターボ、184ps)、428i(直4、2リッターターボ、245ps)、435i(直6、3リッターターボ、306ps)で、それぞれ「クーペ」「ラグジュアリー」「Mスポーツ」の3グレードがある。さらに2ドアクーペで採用された「Xドライブ(フルタイム4WD)」も420iなら選べる。
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