BMW 4シリーズクーペ 試乗レポート/岡本幸一郎(3/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
優れた実用性と充実した装備
ワインディングを走ると、この上なく気持ちよく、その走りには感動すら覚えた。さらには、これほど美しいスタイリングを披露しながら、室内空間が広く、トランク容量も大きく、このクラスのクーペとして最上といえるほど実用性に優れる点にも触れておきたい。
クーペとしてはリアシートへのアクセス性は悪くなく、左右で独立した2人掛けとなっているが、乗り込んでしまえば頭上を除いてスペース的には余裕がある。サイドのガラスウインドウの面積が広いので、あまり閉塞感もない。
トランクは奥行きが大きく、「スルー・ローディング・システム」を選ぶと、リアシートは40:20:40分割で前倒しが可能で、より必要に応じて幅広い使い方ができる。
先進の安全支援装置も標準採用
安全装備や快適装備も非常に充実している。ACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)は全車速域に対応。さらに、歩行者検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキや、車線逸脱警告システム、前車接近警告機能も備えた「ドライビング・アシスト」も標準で付く。
そうした大幅な装備の充実化を図っている一方、車両価格を従来の3シリーズクーペに比べると、325iクーペが598万円だったところ428iクーペは604万円、335iクーペが729万円だったところ435iクーペが738万円と、上がり幅は10万円以下に収まるレベル。これは事実上の価格引き下げと考えていいだろう。
美しいスタイリングと卓越した走りに加え、数々の充実した装備を併せ持つ4シリーズクーペ。ミドルクラスのプレミアムクーペの世界には魅力的なモデルがいくつも存在するが、4シリーズクーペは彼らを超えるインパクトを持って世に現れた。
BMW 新型 4シリーズクーペ「428i Coupe Luxry(ラグジュアリー)」主要諸元
全長x全幅x全高:4640x1825x1375mm/ホイールベース:2810mm/車両重量:1570kg/乗車定員:4名/駆動方式:FR(後輪駆動)/エンジン種類:直4 DOHC 16V 直噴ガソリン ツインパワー・ターボ・エンジン/総排気量:1997cc/最高出力:245ps(180kW)/5000rpm/最大トルク:35.7kg-m(350N・m)/1250-4800rpm/トランスミッション:電子制御8速AT/燃料消費率:15.2km/L/タイヤサイズ:(フロント)225/40R19 (リア)255/35R19/車両本体価格:646.0万円[消費税込み]
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