BMW 新型3シリーズ 試乗レポート／小沢コージ やっぱわかってるぜ！BMWは走りの王道(3/3)
- 筆者： 小沢 コージ
- カメラマン：オートックワン編集部
エコカー補助金で“安さ”も上手に演出！
ってなわけで個性は強いがスタイル一新、走りは原点回帰で素晴らしく良くなり、ついでにエコ性能もアップ。
特にライバルCクラスのブルーエフィシェンシー系や、アウディA4の直4モデルと比べると、出力では10psも上のクセに、燃費はブッチギリで良く、これでこのクラスのトップに輝いたことは誰がみても間違いないであろう。
ただし唯一不満というか、“えー！”と思ったのがお値段。今までの3シリーズのハイパフォーマンス系でも550万円前後で決して安くは無かったが、今回はベーシックモデルで570万円！さらに赤ライン入りでスポーティな「Sport」や上質な「Luxury」が586万円とこの不況時代に驚く高さで「ほとんど5シリーズ買えるじゃん！」と思わされたのだが、裏があった。
そう、上記の燃費向上と、さらに日本仕様ならではのNOx対策により、このモデルから日本のエコカー減税＆補助金がガソリンモデルとしてはフルに受けられるようになり、実質328iは535万円で買え、要は旧型とほぼ変わらないのだ。
もちろん3月には出ると言うさらに安い「320i」や、それ以降に出るハイブリッドモデルも気になるが、実際このクルマに乗っちゃうと“すぐ欲しい！”となる人も少なくないはず。
実にヤバい、クルマ好きにとってはヤバい魅力を秘めた新型“サン”なのでありました。
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横浜市出身。バラエティ自動車ジャーナリスト。自動車メーカー、「NAVI」編集部員を経てフリーに。現在、雑誌やネットに多数連載。記事一覧を見る
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