ベントレー ベンテイガ V8・コンチネンタル GT コンバーチブル 試乗|真夏の夜の夢 2019(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林 岳夫/取材協力:うかい鳥山
夕闇の中央フリーウェイ…は渋滞だった
まず、残暑の残る東京を、ベンテイガ V8で走り出す。
2018年1月に発表されたV8は、ベンテイガシリーズの中核を担うモデルだ。4.0リッターにデュアルツインスクロールターボチャージャーを備え、最大出力550ps、最大トルク770Nm。このガタイに2480kgというグラマーな体躯をして、0-100km/h加速はなんと4.5秒と圧倒的なスペックを誇る。
先に発売されたW12は、文句なしの陶酔系だ。ハイスピードでコーナーに突っ込んでも恐ろしいくらいに室内はフラットで、しかもしっかりよく曲がる。ついでに一般道では柔らかくフレキシブルなブレーキが、攻めたら攻めたでしっかりガツっと巨体を引き止める。
しかし、V8はその廉価版ではないのだ。きっちりV8ならではの味わいとキャラクターを備え、独立したひとつのモデルとして燦然と輝く個性を放つ。
こんなスペックを心ゆくまで試そうと美しいソリッドな水色のドアを開けて乗り込んだが、ちょうど帰宅渋滞の時間帯に重なり、一般道はおろか中央道もノロノロと進まない。しかし、こんなときだからこそベンテイガの気密性の高い、シックで美麗な内装に癒やされる。
そして、渋滞だからこそヒップポジションの高さからくる視界の良さが渋滞の言いしれぬ疲労の軽減に貢献してくれた。都内ではやや取り回しに苦労するかと思われるようなボディサイズは5150×1995×1755mm(全幅はミラーを除く)。タイヤはママチャリもびっくりの22インチなのだが、いやいやなんのなんの、このヒップポジションのおかげで思った以上に見切りは悪くない。さらにさすがSUV、タイヤも想像以上に切れるから小回りも見た目ほどは悪くないのだ。むろん慣れは必要だし、都内のコインパーキングなどでは場所を選ぶかもしれない。しかし、一旦慣れてしまえばやはり、このサイズはもう元には戻れない魅力があるだろう。
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