アウディRS3セダン&RS3スポーツバック試乗|最も小さく最も辛いRS3の2モデルをテスト(2/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:小林 岳夫
可変ダンパー『マグネティックライド』は必須のオプション
そんなRS3で必須のオプションは、なんと言ってもマグネティックライドダンパーである。磁性流体の磁気を利用して素早くシームレスに減衰力を可変するこのダンパーシステムは、油圧ダンパーでは荒々しかったその乗り味を180度洗練方向へと変換させている。ちなみにR8 V10 plusではこれが標準装備。サードパーティのサスペンションキットを考えれば、13万円のエクストラコストは大バーゲンである。
またこのダンピング特性が優れているからだろうか、オープンロードだとスポーツバックとセダンの違いさえもがわからなかった。固めたはうの足回りでもハッチバックボディに剛性の不足は感じない。セダンの方が乗っていてやや小ぶりで、コッチリとしたフィーリングだが、ボディ形状の好みで選んでも性能に差は感じないと思えた。
また足回りに関しては、よく「セラミックディスクブレーキが必要か?」という質問を受ける。今回もスポーツバックにはこれが装備されており、セダンにはレスオプションという好都合な乗り比べができたのだが、一般公道ではそこに大きな違いはない。むしろ低温から普通に使えるという点で優れているのだが、サーキット走行を視野に入れるか、見た目の優越感を欲しいと感じない限りは必要ないと断言する。
RS3ほどの車重(スポーツバックで1590kg、セダンで1600kg)であればすぐ熱を入れられると思うが、これがRS4以上の速さや車重となると、耐久性は別として冷えたときからの一発目の制動にはスチールローターに分がある。つまりセラミックディスクブレーキは、ニュルブルクリンクのようなステージも睨んだ本格志向のパーツである。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。