アウディ エコドライビング体験レポート(1/5)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
エコドライブのテクニックを身に付けられる「アウディ エコドライビング」
不況により世界的に自動車販売が低迷し、とりわけプレミアムブランドがその影響を大きく受けて販売不振にあえぐ中で、アウディは唯一、気を吐き、コンスタントにプラス成長を続けている。
アウディが支持を伸ばしているのは、それ相応の理由があるからこそであろう。クワトロやASF(アウディスペースフレーム)に代表される走行性能の追求や、いち早くLEDを採用して確立した先進的イメージもある。
なかでも注目すべきは、このところアウディがエンジンのダウンサイジングを進めていることだ。これはいうまでもなく燃費向上と排出ガスの低減を図るため。
それと同時に、過給機を効果的に用いるとともに、Sトロニックのように効率のよいトランスミッションを組み合わせるなどして、乗り手に動力性能への不満を抱かせないようにしている。
2009年11月の時点で、すでに22モデルで「2010年度燃費基準」を先取りした「環境対応車」となっている。これは輸入車でNo.1の数字である。
そのアウディでは、アウディ車の高性能を体感するとともに、ドライビングのスキルアップを図る「アウディドライビングエクスペリエンス」を2001年より実施している。さらに、2009年からは、正しいエコドライブの実践に向けた「アウディエコドライブ」をスタートさせた。
そこで今回は、前記のアウディのエコへの取り組みをもっとも象徴し、ラインナップ中でもっとも優れたエコ性能を持つ「A3スポーツバック 1.4TFSI」を使い、ハイレベルで両立したエコ性能と走行性能の高さを体験する機会を提供してもらうことができた。
ちなみに、同車の10・15モード燃費は15.8km/Lで、CO2排出量は147g/kmとなっている。
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