アウディ 新型 A3スポーツバック 試乗レポート/飯田裕子(1/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:オートックワン編集部
アウディA3スポーツバック、10年ぶりのフルモデルチェンジ
アウディのプレミアムコンパクトカー「Audi A3スポーツバック」が10年ぶりのフルモデルチェンジを行った。今回で3代目のモデルとなる。内外装のデザインの一新やボディの軽量化、新開発されたインフォテイメントシステム『Audi connect(アウディコネクト)』など、注目ポイントも少なくはない。
新型A3スポーツバックは、アウディというブランドにデザイン性を求める方にとって、また日常+αの実用性も備える室内空間としてもバランスがいい。実用性を感じるデザインという点では、私は一瞬A4アバントと見間違うほどだった。
アウディA4やメルセデスCクラス、BMW3シリーズでは、ワゴンスタイルの人気が高い。そこで新型A3スポーツバックはA4アバント(ステーションワゴンモデル)のようにも見えそうなフォルムが、アバントスタイル好きでダウンサイジングを考える方にとっても魅力的な一台と言えるのではないか。
グループ共通・共有化を進めるMQB戦略だからこそ、アウディの強い個性とクルマ創りの主張が光る
かつて「小さな高級車」として登場したアウディA3スポーツバック。今ではA1にその立ち位置を譲るも、その存在感は初代A3がデビューしたときよりも艶っぽくて華があり、アウディのコンパクトモデルらしさがうかがえる。
VWグループ内でプラットフォームやドライブトレインなどをモジュラー化するMQB戦略により、新型A3もそれらを採用しつつ一新。MQB戦略はメーカーの都合だけれど、最新の技術を採用した様々なパーツがテーブルの上に並べられ、必要なものをピックアップし、さらにアウディ独自のパーツとアウディA3としての個性を主張するデザインとを組み合わせて一台のモデルを造る。
具体的には、例えば同じMQB戦略の下に開発された新型ゴルフ(ゴルフ7)と新型A3スポーツバックは、エンジンとアクセルペダルのレイアウトは同じ。だが、それ以外のディメンションは各メーカーがそれぞれのモデルに合わせて設計することができる。効率とアレンジの効くフレキシブルさこそがこの戦略のメリット。悪くない話だと思う。
ただ一般ユーザーにとっては新型A3の真価と進化が大事、大事…。
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