メルセデスAMG C63 発表会速報 ~中核モデルのハイパフォーマンスモデル導入で、AMGブランドをさらに強化!~
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
メルセデス・ベンツ日本は27日(水)、同社の中核モデル「Cクラス」のハイパフォーマンスモデルである『メルセデス AMG C63』と『メルセデス AMG C63 S』を発表した。
昨年2014年に発表されたCクラスは、“アジリティー&インテリジェンス”のコンセプトに基づき、素材選びから設計・製造工程に至るあらゆる部分にメルセデスが誇る最先端技術が投入され大きな進化を遂げて生まれ変わった。その結果、「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」の三冠、「2015ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」受賞と専門家にも高い評価を得て、日本市場では約1万6千台の販売を記録。
そして今回発表された、そのCクラスのハイパフォーマンスモデルとなる「AMG C63」は、メルセデスAMG社が完全自社開発したスポーツカー「メルセデスAMG GT」と基本設計を共通とするAMG 4リッターV8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載。
「C63」では最高出力476PS(350kW)、最大トルク650Nmを発揮。よりサーキット走行を楽しめる、もう一次元上の走行性能を備えた「C63 S」では最高出力510PS(375kW)、最大トルク700Nmを発揮し、0-100km/h加速4.0秒とクラストップの動力性能を実現している。
AMG社とは、1967年に誕生したメルセデス・ベンツの市販車を改良したモータースポーツ用車両を製造するチューナー。現在は、独ダイムラー傘下で、メルセデス・ベンツブランドの頂点となるスポーツモデルの開発と生産を担当する。先日発表された「AMG GT」からブランド名を「メルセデスAMG」と変え、イメージを一新している。日本におけるメルセデスAMGのマーケットとしては、昨年の販売台数前年比+47%の約3800台を記録するなど、全世界で第3位という重要なマーケットのひとつと位置付けられている。上野社長は会見で、「本年は先日発表した『メルセデスAMG GT』、そして今回の『メルセデス AMG C63』の投入により昨年を上回る販売増を期待しています。」と、コメント。
■メルセデスAMG、「C63(セダン/ステーションワゴン」を発表
■メルセデスAMG 「C63 S」の特別仕様車「Edition 1」を限定販売
■メルセデスAMG GT サーキット試乗レポート/河口まなぶ
今回のC63のフルモデルチェンジのラインアップにより、Cクラスはエントリーモデルである「C180」からAMGまで全て最新モデルが揃う形となった。さらに今後は、今年の秋頃に、Cクラス初のプラグインハイブリッドと、4気筒クリーンディーゼルもラインアップに追加予定となっている。
会見で上野社長はAMGブランドについて、「C63が属する1千万円台のスポーツカー市場に、大きなポテンシャルがあると私どもは考えております。2週間前にピュアスポーツカー「AMG GT」を発表しましたが、私どもの販売店様からは手応えを大変感じていると聞いております。この熱が冷めないうちに、新型のC63を導入し、マーケットをさらに刺激し、より多くのお客様に知っていただくことにより、我々のブランド強化も図ってまいりたいと考えています。同時にこの新型C63で、セグメントにひしめくライバルに新たな挑戦をしていきたいとも併せて考えています。」と、力強くコメントした。
「メルセデス AMG C63」の発売は10月頃、販売価格(消費税込)は、11,950,000円~14,050,000円。
また、発売を記念して専用のエクステリアとインテリアにより個性をいっそう際立たせた特別仕様車「C63 S Edition 1」を台数限定で5月27日より受注開始。発売はセダン(限定350台)が同27日から、ステーションワゴン(限定50台)の発売は6月中旬頃を予定している。販売価格(消費税込)は、セダンが14,200,000円、ステーションワゴンが14,650,000円となる。
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