四駆のゴルフワゴン「Golf Alltrack」登場で冬のアウトドアも♪ゴキゲンワーゲン

好調なフォルクスワーゲンの販売を支える「ゴルフ」ファミリーにまた新たなラインナップ

昨年も輸入車No.1の販売実績をマークしたフォルクスワーゲン。その基幹となるのはご存知「ゴルフ」シリーズだ。2013年にデビューし、その年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを輸入車で初めて受賞した7代目ゴルフは5ドアハッチバックに加え、翌2014年から導入の始まったステーションワゴン「ゴルフヴァリアント」を設定。ベーシックなグレードから高性能な「GTI」「R」シリーズまで、多彩なバリエーションを誇る。

そして7月21日、新たに追加されたのがクロスオーバーモデル「Golf Alltrack(ゴルフオールトラック)」だ。

フォルクスワーゲンのクロスオーバーモデル、と聞いて「うーん」と思ったアナタ。確かにこれまで登場したクロスオーバーモデル「クロスポロ」や「クロストゥーラン」などは、ベースモデル同様のエンジンや前輪駆動のまま、外装などをSUV風に仕立てたモデルだった。

しかし今度のゴルフオールトラックは違う。ベースのゴルフヴァリアントに対し最低地上高を25mm高め、黒とクロームのパーツでSUVの装いにしただけでなく、シリーズ初採用の1.8リッターTSI 直噴ターボエンジンと、6速湿式DSGデュアルクラッチトランスミッションを新たに搭載した。そればかりではなく、フォルクスワーゲンの四輪駆動システム「4MOTION」を新採用したのだ。

ゴルフオールトラックの4MOTIONには最新第五世代のハルデックスカップリングを搭載。前後トルク配分も0:100～100:0まで電子制御でコントロールされる。エコな運転の際にはフロントのみに駆動力を配分し燃料消費を抑えるいっぽう、発進・加速時や悪路など状況に応じ、車輪のスリップを検知するより早く瞬時に前・後輪への適切な駆動配分を行う。

またゴルフの上位モデルに設定され、エンジンやシフト特性、ステアリングの重さからエアコンのモードまでを統合制御する「ドライビングプロファイル機能」も標準装備する。しかも、これまでの「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「カスタム」のモードに加え、ゴルフオールトラックでは新たに「オフロード」のモードを追加。急な下り坂の定速走行を補助する「ヒルディセントアシスト」をONにするほか、ABS制御やアクセルの反応特性を変化させ、悪路での運転を補助してくれる。

四駆・新エンジンなのに・・戦略的なプライス設定！

安全装備についても、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assisit」や「ACC」(全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール)などを標準装備。さらに「Upgrade Package」では「レーンキープアシストシステム」や「バイキセノンヘッドライト」なども追加装備される。

これら多彩な新機能や新エンジン、四輪駆動システムなどをギュッと盛り込んだゴルフオールトラック。価格は「ゴルフオールトラック TSI 4MOTION」が3,470,000円、「ゴルフオールトラック TSI 4MOTION Upgrade Package」が3,670,000円(共に消費税込み)と、かなり戦略的な価格設定がされている。

[レポート：トクダ トオル(オートックワン編集部)]

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「Volkawagen Golf Alltrack TSI 4MOTION Upgrade Package」[4WD] 主要諸元

全長x全幅x全高：4585x1800x1510mm／ホイールベース：2635mm／最低地上高：165mm／車両重量：1540kg／乗車定員：5名／エンジン種類：直列4気筒 DOHC インタークーラー付ターボチャージャー ガソリン直噴エンジン／総排気量：1798cc／トランスミッション：6速DSG 湿式デュアルクラッチトランスミッション／駆動方式：4MOTION フルタイム4WD(四輪駆動)／燃料消費率：14.7km/L[JC08モード燃費]／タイヤサイズ：205/55R17／メーカー希望小売価格：3,670,000円[消費税込み]