トヨタ 新型「ヴォクシー」&「ノア」新型車速報 ~ハイブリッドで23.8km/Lの超低燃費を実現~
- 筆者:
広い室内空間でファミリーに人気のミニバンがフルモデルチェンジ
5ナンバーサイズで広々した室内空間が人気のMクラスミニバンである「トヨタ ヴォクシー」と「トヨタ ノア」が1月20日にフルモデルチェンジした。なお、「ヴォクシー」はネッツ店、「ノア」はトヨタカローラ店での販売となる。
「日産 セレナ」や「ホンダ ステップワゴン」など強力なライバル車がひしめく中、新型「ヴォクシー」「ノア」は燃費の向上や室内空間の拡大、低床フラットフロアを採用するなどして、子育て中のファミリーに使い勝手の良いミニバンに生まれ変わった。
エクステリアもインテリアもカッコよく!
「ヴォクシー」のエクステリアはヘッドランプと連続する二段構成のフロントグリルでカッコよさを追求し、「ノア」はアンダーグリルと一体化した大きなフロントグリルとヘッドランプを組み合わせることで、ワイド感と堂々感を表現した。「ヴォクシー」・「ノア」ともに標準ボディとエアロボディをラインナップし、若い世代でもカッコよくスポーティに乗れるデザインになっている。
インストルメントパネルは低くワイドなデザインとすることにより、開放的で見晴らしが良い。 また、フロントピラーのスリム化、三角窓の拡大、死角の少ないドアミラー配置、さらにフロントドアガラスの下端を低くし、前方だけでなくサイドの視認性も大幅に向上している。視界が広いので女性でも運転しやすいのが特長だ。またブラックだけではなく、ベージュやオレンジといった内装色も用意し、多彩なニーズにこたえている点にも注目したい。
乗り降りしやすい低床フラットフロア
新型「ヴォクシー」/「ノア」は、5ナンバーサイズに収めながらホイールベースの拡大やシート形状の見直しなどにより、2列目、3列目の膝まわりのスペースが従来より拡大された。また、低床フラットフロアにより全高を1,825mmまで下げながら、室内高はクラストップレベルの1,400mm、小さな子供なら立って着替えができるくらいのスペースがあるのはうれしい。
またスライドドアの乗り込み高さを360mmとし、さらにスライド量も805mmに拡大。車内までフラットな床面としたことで、子供やお年寄りも乗り降りしやすく、ベビーカーも簡単に乗せ下ろしすることができる。
7人乗り仕様車は、2列目にクラス初となる超ロングスライドのキャプテンシートが採用された。スーパーリラックスモードでは、3列目シートを跳ね上げ、2列目シートを後方まで超ロングスライドするとゆったりとリビングのようにくつろげる広い空間が生まれるなど、ミニバンならではの多彩なシートアレンジが可能だ。
3列目シートは薄型化し左右に折りたたむと、大容量で使い勝手の良いラゲッジスペースが出現する。低床フラットフロアで荷室のフロア高も500mmと低くなり、自転車の載せ下ろしなども楽に行える。床下には大容量のスペースを確保し、デッキボードをはずすとゴルフバッグを立てたまま載せることができる。
Mクラスミニバンとしては初めての本格ハイブリッドシステムを搭載!
今回のフルモデルチェンジでは新たにハイブリッドモデル「ヴォクシー ハイブリッド」「ノア ハイブリッド」が設定された。Mクラスミニバンでは初めてとなる本格ハイブリッドシステム(リダクション機構付THS II)の搭載により、クラストップレベルの低燃費23.8km/L(JC08モード)を実現した。 ハイブリッドのバッテリーをフロントシート下に配置し、燃料タンクを薄型にすることにより、低燃費とミニバンならではの室内空間・大容量のラゲッジルームを両立させた。
ガソリン車でも新開発のSuper CVT-iやアイドリングストップ機能などの採用により、アイドリングストップ機能付き2WD車でJC08燃費は16.0km/Lを達成した(4WD車はJC08燃費は15.0km/L)。
※ハイブリッド車は2月24日発売予定
ウェルキャブ仕様(福祉車両)もひと工夫
車いすのまま乗り降りができる「車いす仕様(スロープタイプ)」では、スロープを手動で引き出すことができ、さらにスロープを前に倒すことで3列目シートも使うことができる。
また、車いすを使用しなくなった場合に、ディーラーオプションの後付けセカンドシート(左側)を購入すれば、”普通のクルマ”として乗り続けることができるのも新しい。
運転席への乗り降りをサポートし、車いすの格納も電動で行えるフレンドマチック取付用専用車(ウェルライド)やシートが回転して車外へスライドする「助手席リフトアップシート車」、「サイドリフトアップシート車」もあり、多様化する福祉車両としての使用用途にも幅広く対応できるようなラインナップが設定されている。
量販モデルならではのきめ細かい配慮が、ここにも込められている。
ひと足お先に新型「ヴォクシー ハイブリッド」を試乗!
今回の新型「ヴォクシー」/「ノア」の発表会会場「MEGA WEB」では、いち早く試乗する機会に恵まれた。
テストコース「ライドワン」で試乗したのは「ヴォクシー ハイブリッド」。運転席に座ると、窓が大きく開放的で、とても見晴らしが良い。ミニバンならではの角ばったボディということもあり、車両感覚もつかみやすく狭い道でも取りまわししやすかった。スタート時はモーターだけで走行するので、とても静かでスムーズ。アクセルを踏むと力強く加速してパワーのある走りが楽しめた。2列目シートに座ると、本当に足元が広くて非常に快適だった。
ここから先は、後日掲載する試乗レポートをお楽しみに(2月上旬掲載予定)。
なお「MEGA WEB」では、1月21日(火)から5月6日(火・祝)まで、新型「ヴォクシー」/「ノア」の無料試乗キャンペーンを実施する。
新型車展示とあわせ、こちらもぜひチェックしてみよう。
「トヨタ ヴォクシー」・「トヨタ ノア」関連記事
トヨタ 新型ヴォクシー・新型ノア(ハイブリッド)新型車解説/渡辺陽一郎(2014/1/20掲載)
女医 柏木美里の新型車診察しちゃうぞ!~トヨタ ノア/ヴォクシー編~(2014/1/20掲載)
トヨタ「ヴォクシー」 フルモデルチェンジに伴い新CMが放映開始~俳優の瑛太さんが父親役で登場~(2014/1/20掲載)
トヨタ、大人気ミニバン「ヴォクシー」・「ノア」をフルモデルチェンジ~圧倒的な低燃費23.8km/L達成・室内空間も大幅に拡大~(2014/1/20掲載)
この記事にコメントする