トヨタがEV開発急ぐ、豊田章男社長自らEV事業トップ就任でミドルクラスEV開発の指揮を執る(1/2)

トヨタがEV開発急ぐ、豊田章男社長自らEV事業トップ就任でミドルクラスEV開発の指揮を執る
トヨタ RAV4 EVのエンブレム トヨタ RAV4 EV(2012) 日産 リーフ 日産 リーフ 日産 IDSコンセプト トヨタ RAV4 EV(2010) 雲動双擎Ⅱ 様々な充電器 FT-EVIII NS4 画像ギャラリーはこちら

豊田社長自らEV開発の指揮をとる!

雲動双擎Ⅱトヨタ RAV4 EV(2012)

トヨタが本格的なEV(電気自動車)開発に着手する。11月30日に発表された人事異動を見ると本気度を理解出来ます。なんせ豊田章男社長自らEV事業統括室の統括に就任。

その上で技術陣として加藤副社長と、寺師副社長という歴代クラウンのチーフエンジニアを章男社長と同等の統括に任命。さらに小西常務が総務と人事担当ときた。この4人が揃えば、どんなムチャな条件を出してきても、もはや誰もモンクは言わない。いや、言えない。

驚きはまだまだ続く!車両の開発担当を見たら新型プリウス/プリウスPHVのチーフエンジニアである豊島さんである。どうやら駆動系はアイシン精機に担当させるらしく、アイシン精機から腕利きを引っ張ってきた。いやいや驚く!

どんなクルマを作るのかは全く不明ながら、ミドルクラスの開発部門なので、カローラ以上カムリ以下の車格ということになる。もちろんメインマーケットはアメリカだ。

ZEV規制など考えれば開発期間に猶予無し!直ちに取りかかり、2018年のLAショーで市販前提のコンセプトカーを見せてくれると思う。航続距離は最低300kmです。

欧州メーカーもEV普及に超急速充電計画へ

欧州メーカーも電気自動車普及に向け、スイッチが入った。VWグループとBMWグループ、ベンツ、欧州フォードは欧州の主要幹線道路400カ所に、チャデモの7倍の能力持つ超急速充電器ネットを展開するという合弁会社を計画している。

現在30分掛かっている急速充電が5分程度になるというからガソリン補給並だ。

超急速充電のスペックを見て驚く!何と350kWという。ちなみに日本の規格であるチャデモは50kW(500V/125A)。本当に350kWだとしたらハンパじゃない。

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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