トヨタがEV開発急ぐ、豊田章男社長自らEV事業トップ就任でミドルクラスEV開発の指揮を執る(2/2)

トヨタがEV開発急ぐ、豊田章男社長自らEV事業トップ就任でミドルクラスEV開発の指揮を執る
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鉄道車両が使っている領域の電力で急速充電

日産 リーフ

電圧は安全性を考えれば欧州規格の『Combo』が採用するという1000V程度で限界だと思う。したがってComboをベースに350kWまで向上させようとしたら、350A程度の電流が必要。

こらもう途方も無い電力である。100Vに換算すれば3500Aとなる。一般家庭100軒がフルに電気使った時とほぼ同じ。地上に置く超急速充電器は大型化することにより対応出来るものの、車載側の急速充電器や安全を確保するためのヒューズ、リレーなど大きくて重くなってしまう。なんせ鉄道車両が使っている領域。

本当に実現出来るのか不明ながら、そのくらいの性能を持たせないと高速走行しなければならない欧州の道路環境じゃ通用しないということなんだろう。

今のところ何のアナウンスもしていないホンダや、次の一手を打たない日産はどうするのだろうか?「ライバルの様子を見て決める」なんて時間などないと考える。

[Text:国沢光宏]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

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