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新型車解説 2013/07/22 18:11

スズキ 新型スイフト[2013年マイナーチェンジ/デュアルジェットエンジン搭載車] 新型車解説(1/2)

スズキ 新型スイフト[2013年マイナーチェンジ/デュアルジェットエンジン搭載車] 新型車解説

デュアルジェットエンジン搭載により、燃費「26.4km/L」(JC08モード)をマーク

スズキ スイフト(2013年マイナーチェンジ)デュアルインジェクション

「スズキがデュアルジェットエンジンの開発に成功した」と聞けば、いよいよ航空機のエンジンを手掛けたのか!?と思ってしまう。ジェットが2基となれば、かなり速そうだ。

“デュアルジェットエンジン”この凄い名称を与えられたエンジンは、2013年7月17日に発表されたスイフトのマイナーチェンジで搭載された。「JET」は噴射という意味だから、1気筒当たり2本のインジェクター(燃料消費量噴射装置)を備えている。

デュアルジェットエンジンは、直列4気筒の1.2リッターエンジンに大幅な改良が加えられており、燃費は「26.4km/L」(JC08モード)に達している。

2本のインジェクターを備える方式といえば、トヨタ86やスバルBRZが搭載する2リッターエンジン、トヨタクラウンアスリートやレクサスGS/ISが採用するFR用の3.5リッターエンジンがポピュラーな存在だ。D-4Sと呼ばれ、1本のインジェクターは吸気ポート、もう1本は燃焼室の内部に直接噴射することで、燃焼効率を向上させている。幅広い回転域で、排気量の割に高い動力性能を得ている。

しかし、スイフトが採用しているのは、吸気ポート噴射と燃焼室内の直接噴射を使い分けるタイプではない。吸気ポートに1気筒当たり2本のインジェクターを配置した。日産ジュークの1.5リッターエンジンが、2010年の登場時点で世界初採用した機能に近い。2本のインジェクターを用いることで微粒子化が促進され、燃料が燃えやすくなるために燃焼効率を高められる。これと併せて吸気ポートやピストンの形状も変更され、圧縮比は変更前の「11」に対して「12」まで高めることができた。

インジェクターの配置を燃焼室に近づけ、噴射タイミングを最適に行うことで燃料が気筒内に直入しやすくなることも特徴。気筒内の温度低減が可能になり、排気ガスの一部を気筒内に再循環させるクールドEGRも採用したので、燃焼温度をさらに下げることが可能になった。高圧縮比でもノッキングを生じにくい。

「デュアルジェットエンジン」×「エネチャージ」

アイドリングストップイメージ