スバル レガシィツーリングワゴン 2.0GT DIT 試乗レポート/大谷達也(2/3)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:オートックワン編集部
スバル レガシィツーリングワゴン 2.0GT DIT 試乗レポート/大谷達也
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2.0GT DITに搭載された水平対向エンジン「FA20」は、BRZとはちょっと異なる

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そのスバル製水平対向エンジンに新しい仲間が加わりました。

300psを絞り出す新世代の2リッター直噴ターボエンジン、その名は「FA20」。

「お、BRZと同じじゃない?」と思うかもしれませんが、それは半分正しくて半分間違っています。確かに基本はBRZ用と同じで、ボア×ストロークも86×86mmで共通。ターボが付いているのを別にすれば、“直噴”というところまで同じ。

でも、「チッチッチッチ」。BRZの直噴はトヨタ譲りのD-4Sで、少し難しいことをいうと直噴とポート噴射を組み合わせた“ハイブリッド・インジェクション”。ところが、レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT DITの直噴はスバルが独自に開発してきた“純粋・直噴”でポート噴射はなし。そうすることで、排気量2リッターながら300psのハイパワーを実現しているのです。こんなところにもスバルの強いこだわりが感じられます。

それと、このエンジンはスバルの水平対向のなかでも新しい思想を取り込んだ新世代バージョン。水平対向がやや苦手としていた「コンパクトな燃焼室」とすることで、燃費性能や排ガス性能を改善しているんです。ちなみに、先代の2.5リッターターボに比べると、燃費はおよそ20%も改善されているとか。

しかも、最高出力だって2.5リッターの285psから300psに向上。最近のダウンサイジング・コンセプトに従って排気量は小さくなりましたが、むしろパワフルで燃費もいいという、良いことずくめのエンジンなんです。

レッドゾーンまでの伸びが本当に気持ちいい

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実際に試乗してみると、もう昔みたいに「ボロボロボロ・・・」という重々しい“ボクサー・サウンド”を響かせることはありません。もっとシャープに、“シュン”とエンジンがかかり、スムーズに回っていく。これだけでも「新しくなったなあ」としみじみ思います。

レガシィ ツーリングワゴン 2.0GT DITで街中を大人しく走った印象は、2リッターで300psというパワーも気むずかしさも感じさせない、ある意味フツーのクルマです。

しかし、そこからジワッとアクセルを踏み込むと、ひと呼吸の助走区間を置いてからトルクが沸き上がってくる。一度トルクバンドに入ると、2リッターなんてことはもう完全に忘れてしまうほど“ズドーン”と一気に加速していきます。

しかもこの加速、3,000rpmくらいの中速域から5,000rpmを超す高回転域まで、どこで踏んでも変わることがない。どこから踏んでも、バランスの良さを保ったまま、エンジン回転数はヒューッと上昇していく。おかげで、タコメーターの針はレッドゾーンの始まる6,000rpmまで、あっという間に届いちゃいます。

すると、新開発のギアボックスがスパッとシフトアップするんですが、その瞬間まで回転数の伸びが本当にいいので、まるでエンジンから「あれ、もうシフトアップしちゃうの?」と残念がる声が聞こえてきそうな気がするほどです。そのくらいスムーズで本当によく回ります。

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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

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