ポルシェにも認められた韓国タイヤメーカーが新たに日本に挑む理由(1/4)

  • 筆者: 吉澤 憲治
  • カメラマン:吉澤 憲治/ネクセンタイヤ ジャパン

世界の自動車メーカーが注目するタイヤブランド 今その中枢へと潜入する!

自動車メディアに生きる者として、最近、“ネクセンタイヤ”という言葉を耳にする機会が増えているように思う。いや、耳にするだけではない。徐々にではあるが自動車業界の中では、実際に注目が高まっているのだ。この記事を目にしたあなたは、きっとタイヤに関心のある方だと思う。ネクセンタイヤがどこの国のメーカーで、どんなタイヤを作っているかはとても気になるだろう。

今回は、そんなネクセンタイヤの中枢である最新鋭工場を取材。日本では未知でも、今世界が注目するその“ワケ”をレポート。早速ご覧いただきたい。

日本では馴染みはないが、創業75年を迎える老舗タイヤメーカーが韓国に存在した!

新年明けて早々、ネクセンタイヤジャパンより、工場視察ツアーへの招待を受けた。ネクセンタイヤは、間近に迫る冬季平昌オリンピックで盛り上がるお隣韓国のブランドだ。向かう先は韓国南部の町チャンニョン。

1942年にフンアゴム工業として誕生したネクセンタイヤは、1987年にミシュラン、1991年にはオーツタイヤ(現 住友ゴム ファルケン)と技術提携を組むなど、積極的に品質重視の生産ノウハウを取り入れてきた。ネクセンタイヤへの社名変更は2000年。さらなる品質重視を掲げて生産体制を徹底強化。今年で創業75周年を迎えた。

韓国国内に限らず今やグローバルでも多くの信頼を集めるブランドへと急成長を遂げたネクセンタイヤ。さらなる発展へ向けて日本市場でも2016年から豊田通商とのジョイントベンチャーとして本格始動を開始。まだ僅か2年足らずのせいか、多くの人にあまり馴染みがないのは仕方がない。

ネクセンの韓国内でのシェアは第3位、世界シェアは18位と、韓国以外の国では、今のところ知る人ぞ知る存在というのも事実。しかし、このブランド、何かが違う。シェア自体は高くないのだが、その評判はすこぶる良い。

取材陣も未だ見ぬモノへの期待で胸が高鳴る。ここぞとばかりに詳しい情報を得ようと同行いただいたネクセンタイヤジャパンの方に質問を投げるが、返答は決まって“見ていただければわかります”とばかり。記者としては何とももどかしい限りだ。

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筆者吉澤 憲治
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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