日産がトヨタを抜いた! プリウス、アクアにも勝った日産躍進の理由(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
日産が32年振りに1位と2位を獲得した理由は
2017年1月の登録車販売台数で日産が32年振りに1位と2位を獲得した理由はハッキリしている。どちらも日本国内市場を強く意識し企画されたクルマなのだった。
改めて軽自動車を含めた販売台数を見ると、ランキング上位陣の常連は日本のユーザーを重視して開発したモデルばかり。
なかでも顕著なのがトヨタ。昨年の販売台数を見たら1位のプリウスからして日本が世界最大の市場だし、2位のノア3兄弟についちゃ完全なる日本専用車。3位アクアだってプリウスと同じく日本市場が最も大きい。さらに4位シエンタ。5位カローラと日本専用車ばかり続く。
その他のメーカーの販売台数上位も、日本専用車か、日本&ヨーロッパ市場を強く意識して開発されたモデルばかり。やはり日本で売れるクルマは日本&ヨーロッパ向きの車種ということになる。
ちなみにヨーロッパ市場を強く意識した車種も最近急速に少なくなっており、これまた日本での存在感が薄れた。
アメリカ向けのモデルは日本では不人気
こういった流れに逆行しているのはホンダだ。中国向けに開発したジェイドや、タイなど新興国向けのグレイス、アメリカ向けのアコードなどを日本に導入し、総崩れとなってしまった。
現在ホンダで売れているモデルは、日本とヨーロッパを強く意識したフィット(アメリカでは不人気)、ヴェゼルなど。
日本で売れそうに無い車種を導入する流れは止まっておらず、8月にアメリカ向けのシビックを日本で発売する。なぜこういった失敗明白の販売戦略をするのか全く理解出来ない。
割とボーダーレスのブランドと言ってよいスバルですら、アメリカを強く意識したレガシィの売れ行きは伸び悩んでしまっている。だから日本市場向けにレヴォーグを導入したのだった。
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