日産 新型ノートe-POWER試乗レポート|e-POWERが巻き起こす、大きなパラダイムシフトとは(1/4)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:小林岳夫
ノート e-POWERがみせてくれる新たな価値観
ハイブリッド車でありながら、エンジンとモーターの切り替わりなどない。絶えずモーターの滑らかな走りを堪能できる。このクルマの世界観を体験して、クルマに対する価値観が変わる方が大勢出てくることだろう。そう表現したいモデルが、優秀に成るべくして生まれてきた秀才モデル<日産 ノート e-POWER>だ。
と言うのも、クルマはどのモデルも安い商品ではないし、メーカーの大型投資と共に、細部にまで気を配り造られるのはどのクルマも同様。拡大している市場に向けて導入するモデルなのか? そのメーカーにとってどの様な役割や存在意義を持っているのか? などの背景により、気合いや投資具合は微妙に異なってくる。そんな観点で見ていると、要所にはひときわ気合いを入れて作り上げられる、いわばサラブレッド的なお買い得感のあるモデルが登場する。
このモデルがまさにそれ。ノートのフルモデルチェンジなどを待たずして、追加される様に登場したタイミングからも、急を要する大きな存在意義と役割が込められていることは容易に想像がつくし、将来を見据えて “コケる”訳にはいかない重要な戦略モデルでもある。
より身近に、もっと多くの人々に”EVの日産”を体感してもらうために
少しだけ背景を振り返ってみよう。思い返せば2010年、日産は時代を先取りするようにEV(電気自動車)のリーフを登場させた。その販売は月に1000台前後を売り続け、充電しないと走らないクルマとしては、外野から見れば順調とも判断できる販売実績だった。だが日産の目標はもっと上だ。
より電気の世界を広めるために、まず何が必要か・・・その答えのひとつに、今までのクルマでは味わえない”電気モーターで走る世界の気持ち良さや扱いやすさ”を、一人でも多くの方に知ってもらうこと、体験してもらうことが不可欠だ。
もちろんEVの弱点とも言える、航続距離や充電を改善するのも大事だが、EVの良さに気付いてもらい深く魅了させることで、まず「欲しい!」と思わせることが、結果としてEVの販売台数を増やす事にもつながる。
そこで最も売れ筋なコンパクトカー<ノート>で、e-POWERを通じてまずは電動ドライブの気持ち良さを堪能してもらうという狙いがこのモデルには隠されている。
そう踏まえるとノート e-POWERとは、なにも身構える必要のないクルマだ。気軽に気持ち良い未来感覚のドライブフィールが得られるモデルと言える。
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