グッドイヤー、レクサス「UXコンセプト」の専用タイヤ開発…レクサスからのリクエストとは?

タイヤ設計の新たな可能性をさぐる

レクサス UX コンセプト

レクサスがパリモーターショーで発表したコンセプトカー「UXコンセプト」専用のタイヤに、グッドイヤーが新たに開発した「アーバン・クロスオーバー・コンセプト・タイヤ」が採用されている。

グッドイヤーが「UXコンセプト」専用タイヤの製作依頼を受けた際に、レクサスから2つのリクエストがあったという。

1つは「タイヤ設計の新たな可能性をさぐること」ともう1つは「最先端技術の採用」である。

最先端技術で静粛性向上

レクサス UX コンセプト
レクサス UX コンセプト

レクサスは、UXコンセプトの設計にインサイド・アウトのコンセプト(内側と外側の各要素が融合しあうという考え方)を採用した。

グッドイヤーはこのコンセプトを反映するタイヤの製作をコミットすると同時に、コンセプトカー全体の統一性を大切にして、リムのスポークがそのままタイヤのサイドウォールにつながるデザインにした。

タイヤのサイドウォールの各セクションが自然にホイールと一体化して、アーバン・クロスオーバーのイメージを表現。逆にトレッドパターンはダイナミックな風貌とするため、デザインはグッドイヤーの先端技術、レーザー・カービング・テクノロジーを使用した。

新開発の「アーバン・クロスオーバー・コンセプト・タイヤ」にはグッドイヤーの最先端技術が駆使されている。オープンセル・ポリウレタン発泡体をタイヤ内側に使用したサウンド・コンフォート・テクノロジーもその一つ。

走行時にタイヤ内で発生する共鳴音ピーク値を抑制して車内を飛躍的に静かにする効果があり、クルマを運転しながら、音楽や会話がより一層楽しめるようになる。

また、サウンド・コンフォート・テクノロジーに加えて、チップ・イン・タイヤ・テクノロジーを合わせた。

これは2014年のジュネーブモータショーで発表した技術で、タイヤに埋め込んだ電子チップから重要情報が車載コンピュータに送られ、コーナリング時やブレーキ時の走行安定性などの走行性能を向上するテクノロジーである。

タイヤ圧、内部温度、タイヤ識別情報などの情報を車載コンピュータが処理し、縦/横方向の車両姿勢制御アルゴリズムを自動で微調整して、卓越した走行性能を実現する。

さらに、グッドイヤーのランオンフラットテクノロジーも採用し、パンクしても強化サイドウォールで車両重量をしっかり支えて最高で時速80キロで走行することができる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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