ホンダの燃料電池車「クラリティ フューエル セル」米国で年内販売へ!…価格は約700万円
ホンダは、米国・ワシントンD.C.で開催中の『2016年ワシントンD.C.オートショー』にて、新型の燃料電池自動車(FCV)「クラリティ フューエル セル」を、2016年末までに米国で販売開始すると発表した。
販売初年度はリース販売とし、市場における製品の使用状態やユーザーの多様な意見・要望を収集した後に一般販売も行う予定だ。クラリティ フューエル セルの米国での価格(※1)は約60,000USドル(日本円で約700万円)で、月額のリース料金は500USドル(約5万8千円)以下を計画し、カリフォルニア州で販売を開始する。
同車は、ガソリン車と同等の使い勝手とFCVならではの魅力を融合したセダンである。搭載している燃料電池スタックはホンダ独創の技術により従来に比べて33%の小型化を図りながら、出力は従来比で約60%の向上を実現。燃料電池パワートレインをV6エンジンと同等サイズまでコンパクト化し、世界で初めてセダンのボンネット内に集約した。これにより、大人5名が快適に座れるゆとりあるフルキャビンパッケージを実現している。
また、パワートレインの高効率化や走行エネルギーの低減により、FCVトップクラスの一充填走行距離(参考値)300マイル以上を達成。一回あたりの水素充填時間は3~5分程度と、ガソリン車と変わらない使い勝手を実現した。
クラリティ フューエル セルのプラットフォームは、米国で2018年までに発売となるプラグイン・ハイブリッド車にも採用予定。
※1 本車両はリース専用車両。リース料金は期間・プランなどにより異なる。
アメリカン・ホンダモーター 上級副社長 ジョン・メンデル氏のコメント
「今年、投入するクラリティ フューエル セルは、アコード ハイブリッドや2018年までに米国で販売する予定の新しいプラグイン・ハイブリッド車とともに、Hondaの次世代環境車につながる重要なモデルであり、米国における販売の中心的役割を担います。クラリティ フューエル セルは、ガソリン車にも引けをとらないパフォーマンスや使い勝手の良さをお客様に提供することで、ゼロ・エミッションの世界を変えるポテンシャルを秘めています。」
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