フェラーリ・ジャパン、石巻市への復興支援として「石巻市放課後児童クラブ」2棟を再建
石巻市長、駐日イタリア大使、放課後児童クラブに通う子ども達がオープニング・セレモニーに出席
フェラーリでは、東日本大震災に伴う復興サポートの支援活動として集められた寄付金により、震災被害により使用できなくなっていた石巻市立開北小学校と、石巻市立万石浦小学校の「放課後児童クラブ」2棟を再建したと発表した。
2012年10月に両校の「放課後児童クラブ」が完成し、子供達が元のように利用できるようになったことを記念して、フェラーリ・ジャパンにより再建された2つのクラブのオープニング・セレモニーが開催された。
セレモニーには、クラブに通う子ども達のほか、石巻市の亀山綋市長、駐日イタリア大使、ドメニコ・ジョルジ氏、フェラーリ・ジャパン プレジデント&CEOのハーバート・アプルロス、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンの茂木和重会長が出席。
セレモニーは、各代表者から子ども達にメッセージが贈られた。
亀山綋石巻市長は、子ども達と寄付をしていただいた関係者に「石巻の子供達のために、この素晴らしいクラブを再建できるようご寄付いただいたフェラーリ・ジャパンと、フェラーリ・クラブ・オブ・ジャパンの皆様に心からお礼を申し上げます。この施設建設は、子ども達の元気と夢を育むために非常に大切なものです。子ども達には、フェラーリの跳ね馬のように、この施設でこれからも元気に頑張って欲しいです。また、イタリアのチヴィタヴェッキアとは、これからも様々な面で友好関係を築いていきたいと考えています」とコメント。
続けて、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使は、チヴィタヴェッキアと姉妹都市である石巻市の子ども達に対し、施設の完成を記念して、「約400年前に石巻の船がチヴィタヴェッキアに到着してから、石巻の人々とは一番古い友人です。昨年、あのような震災が起こり、イタリアとして何かしたいと考えていました。フェラーリの助けのもと、素晴らしい施設が完成したことを心から嬉しく思っています。子ども達がこの施設で健やかに大きくなっていくことを望んでいます」とコメントした。
フェラーリ・ジャパンのハーバート・アプルロス代表は、施設の完成へのお祝いと、クラブを利用する子ども達に向けて、「私の子ども時代の夢は、赤くて速いフェラーリに乗ることでした。このような素晴らしい学校に通い、勤勉に勉強したことで、夢が叶いました。このクラブで、皆が夢を育んで、その夢に向かって一生懸命勉強し、全員の夢が叶うと信じています。フェラーリから、クリスマスのお祝いを申し上げるとともに、皆の夢の実現のために、少しでもこのクラブがお役に立てれば嬉しいです」とコメントした。
施設の完成を記念したテープカットの後、子供達からはお礼の歌のプレゼントと、代表して2名の子供から、関係者へお礼の作文の発表があった。
「震災後はクラブが無くなり、以前の友達とも離れ離れになってしまったけれど、今はこの綺麗なクラブで、新しい友達もたくさん出来て、心から楽しい時間を過ごせています。クラブを作ってくれたフェラーリにありがとうと言いたいです」という子ども達からの、再び放課後クラブに通える喜びと、感謝の言葉に、関係者全員が今回の施設建設がどれほど大切なことであったかを再認識したという。
「放課後児童クラブ」の前には最新のフェラーリが展示され、開北小学校には「FF」、万石浦小学校には「フェラーリ・カリフォルニア30」が置かれ、子ども達はそのフェラーリを見て、運転席に座り、実際に車に触れながら最高の笑顔を輝かせていた。
また、クラブの入口部分には、プランシング・ホース(跳ね馬)のレリーフが取り付けられ、合わせて贈呈の記念プレートが配され、フェラーリの、このクラブを利用する子供達の明るい未来を願う象徴となっている。
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