日産 新型リーフ 電費(燃費)レポート|航続距離はどこまで伸びたのか、2代目リーフを街乗りから高速道路まで徹底検証!(2/6)

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:小林 岳夫・茂呂 幸正・永田 恵一
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日産 新型リーフ 市街地での電費(燃費):8.2km/kWh

日産 新型リーフ実電費|市街地・街乗り編
バッテリー容量実電費

新型リーフ

40kWh

8.2km/kWh

初代リーフ

30kWh

7.4km/kWh

プロパイロットの採用などにより、街乗りの快適さ、安楽さが大きく向上

市街地での新型リーフの電費は、先代リーフより10%程度向上していた。これは先代リーフをテストしたのが真夏だったので、クーラーを使用していたことが要因と考えられる。

いずれにせよ新型リーフは、バッテリー容量が大きくなっていることもあり、「平日は買い物や送迎といった近距離での利用がほとんど」という使い方であれば、使った後に毎回でなくとも、何日かに1回の充電でも十分対応できるだろう。

なお、ほぼ満充電のバッテリー残量97%から市街地編を終えた時点の走行距離は243kmで、その時のバッテリー残量は6%、残り走行可能距離は20kmだった。

その時点で急速充電を30分行うと、バッテリー残量は60%、残り走行可能距離は170kmに回復した。

筆者は先代リーフをテストした際に市街地編で、「静かでレスポンスよくシームレスに加速し、エアコンも寒すぎるくらい効くリーフは最高の街乗りカー」と書いたが、新型リーフはプロパイロットの採用などにより、街乗りの快適さ、安楽さが大きく向上していた。

まず市街地でプロパイロットを使ってみると、減速のタイミングが少し遅めに感じることはあるものの、電気自動車とACCの相性の良さも含め加減速は非常にスムースで、市街地での疲労軽減に素晴らしい効果を持つ。

オンにするとアクセルを戻した際に適度に強い回生ブレーキが効くe-ペダルも、慣れるまではアクセルの戻し方を注意しないと強い回生ブレーキが効くため、「減速がギクシャクする、一発で上手に停止できない」といったこともあるが、慣れればブレーキペダルを踏む頻度が劇的に減り運転が楽で面白い。e-ペダルをオンにするとクリープ現象もなくなるのが駐車の際などにちょっと煩わしいが、筆者としては、基本的にはe-ペダルは常にオンにしておきたいと感じた。

また、テストした日は朝の気温が10度くらいと10月としては非常に寒かったが、そんな中でも温まった冷却水をヒーターの熱源とするため、冷却水が温まるまでヒーターが効かないエンジン車に対し、新型リーフはヒーターの立ち上がりが圧倒的に早い上に、シートヒーターやハンドルヒーターといった体を温める機構も装備されるので、寒さ対策という意味での快適性も抜群である。

テスト前日にはエコモードも試してみたところ、エコモードをオンにすると、先代リーフほどではないにせよ、車が重たくなったようにアクセル操作に対するレスポンスが鈍くなり、回生ブレーキも強くなる。しかし問題や不便はなく、むしろ運転しやすいくらいなので、基本的にはエコモードをオンにすることを勧めたい。ちなみに、エコモードオンと電気を使うエアコンのオフによる航続距離の増加は、それぞれ5%程度だった。

日産/リーフ
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新車価格:
408.1万円583.4万円
中古価格:
15万円505万円

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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