マイルドハイブリッドを搭載したソリオの“本当の燃費”を測ってみた【燃費レポート】(1/6)

マイルドハイブリッドを搭載したソリオの“本当の燃費”を測ってみた【燃費レポート】
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元々はワゴンRのラインナップの一つであった「スズキ ソリオ」

1997年2月に登場し、実質的な初代モデルとなる「スズキ ワゴンRワイド」「ワゴンRプラス」と「ワゴンRソリオ」という車名を名乗っていた2代目モデルを含めると現行型で4代目となる「スズキ ソリオ」。

スズキ ワゴンRソリオ(2000年)

ソリオは、2代目までは軽自動車のワゴンRをベースにボディサイズを拡大し、1リッター、1リッターターボ、1.3リッターエンジンを搭載する「軽自動車ではサイズや排気量が足りないけれど、コンパクトカーサイズは不要」というニッチな層を狙ったコンパクトカーであった。

それだけに全体的な“質”の面では軽自動車をベースに使っている基盤の弱さは否めず、武器は「サイズと価格の安さ」だけというのが率直なところであった。

ガラリと変わったのは「3代目」から

スズキ 3代目ソリオ

志(こころざし)という点ではお世辞にも高いとは言えなかったそれまでの流れが「大きく変わった」のは、2010年12月に発表された先代型となる「3代目」からだ。

3代目ソリオでは新たなプラットフォームを採用。さらに車の方向性も2代目までと同様に全幅は1,700mmの5ナンバー枠に対して大幅に余裕を持つ1,620mmに抑え、ボディタイプもリアをスライドドアとした「コンパクトハイトワゴン」へと変更した。

3代目ソリオは、使い勝手の良さや全幅の狭さを生かした運転のしやすさに加えて直接的なライバル車がないことも幸いし、発売当初の1万2,000台という販売目標台数に対してコンスタントに目標の倍を超える年間3万台以上を販売。スイフトと並び、スズキのコンパクトカーの柱へと成長した。

新世代プラットフォームの採用など、さらなる進化を遂げた4代目ソリオ

スズキ 4代目(現行)ソリオ

そのソリオが4代目にフルモデルチェンジしたのは2015年8月。

4代目はスタイルからも分かるように成功作となった先代の3代目を“正常進化”させており、コンパクトハイトワゴンであることをはじめ、全幅は先代モデルとほぼ同じ1,625mmというコンパクトカーで最も幅の狭いサイズに抑えたこと、スライドドアであること、スポーティかつシャープな内外装を持つミニバンのエアロ系のような「バンディット」を設定する点もそのままだ。

しかし、機能面では注目すべき大きなポイントを持っている。

スズキ ソリオ 高張力鋼板説明図

それは軽量かつエンジンルームをコンパクトにし、室内空間の拡大に貢献する「Aプラットフォーム」と呼ばれる新世代プラットフォームを採用したことだ。

Aプラットフォームは各部の形状を見直し、剛性を向上させて補強パーツを省くことや、高張力鋼板を多用したことによる軽量化が図られており、1,745mmという高い全高やスライドドアという重量増の不利を持ちながらも現行ソリオはコンパクトカーとしては非常に車重の軽い930~990kgへと抑えられている。

なおAプラットフォームは今後、国内外のスズキのAセグメント車(日本車ではトヨタ パッソや日産 マーチ、輸入車ではVW UP!やフィアット 500のようなサイズの小さいコンパクトカー)に使われることになっており、今後の発展や展開も楽しみだ。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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