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燃費レポート 2014/5/28 18:27

【燃費】トヨタ 新型ハリアーハイブリッド 燃費レポート/永田恵一(5/5)

【燃費】トヨタ 新型ハリアーハイブリッド 燃費レポート/永田恵一

トヨタ 新型ハリアーハイブリッド 燃費レポート【総評】

トヨタ 新型ハリアーハイブリッド 総合燃費/18.6km/L

(参考)トヨタ 新型ハリアー ガソリンモデル 総合燃費/15.3km/L

ハリアーハイブリッドは、ガソリン車のハリアーに対してハンドリングなど僅かに見劣りする部分はあるが、動力性能や燃費という面でハイブリッドであることのメリットを感じ取れるクルマであった。

トヨタ プリウス

トヨタのハイブリッドカーの代表的な存在であるプリウス(当企画の総合燃費26.4km/L)と車重を基準として燃費を比べてみると(車重と燃費は比例に近い関係があるため)、プリウスの1,350kgという車重に対しハリアーハイブリッドは1,770kgと約30%重く、プリウスの「26.4km/L」という実燃費に対してハリアーハイブリッドは30%ほど悪い「18.5km/L」が目標値になるが、実燃費は「18.6km/L」と目標値を上回っていることも素晴らしい。

また、先代のハリアーハイブリッドは3.3リッターV6エンジンを積んでおり燃費はさほど考慮されていない肉食系ハイブリッドで、燃費も総合して12~13km/L程度とそれほど燃費がいいハイブリッドカーとは言えないクルマだったが、モデルチェンジでごく真っ当なハイブリッドカーになったことは評価できる点だ。

そして、最も重要とも言える損得勘定をハリアー ガソリン車のFFと4WD、ハリアーハイブリッドでそれぞれ計算してみよう。(グレードはELEGANCE、ガソリンはレギュラーガソリン1リッター165円で計算)

・ハリアー ガソリン車(FF)[288万円、燃費は当企画総合燃費の15.3km/L] /1万kmあたりのガソリン代=10万8,000円

・ハリアー ガソリン車(4WD)[307万4,400円、燃費はJC08モードがガソリンのFF車の5%落ちとなるため、ガソリンのFF車の総合燃費15.3km/Lの5%落ちの14.5km/Lで仮定]/1万kmあたりのガソリン代=11万4,000円

・ハリアーハイブリッド [377万4,857円、燃費は当企画総合燃費の18.6km/L]/1万kmあたりのガソリン代=8万9,000円

(左)トヨタ新型ハリアーハイブリッド/(右)トヨタ 新型ハリアー ガソリンモデルトヨタ新型ハリアーガソリンモデル(手前)と新型ハリアーハイブリッド(奥)

ガソリン車のFFとハイブリッドの場合、ガソリン代は1万kmあたり1万9,000円縮まるが、価格差が約90万円あるため処分する時に例えばハイブリッドが50万円高く処分できたとしても、差額を埋めるには20万km近く走行する必要がある。

ガソリン車の4WDのハイブリッドの場合も、ガソリン代は1万kmあたり2万5,000円縮まるが、価格差が約70万円(ガソリン車の4WDはエコカー減税が免税でないためその分を加味すると実質65万円程度)あるため、処分する時にハイブリッドが40万円高く処分出来たとしても、差額を埋めるには10万km以上走行する必要がある。

結論としては、FFの場合はハイブリッドとガソリン車の差額をガソリン代で埋めることは非常に難しい。4WDならば差額を埋められる可能性があるといったところで、絶対的な価格差も大きいだけに損得勘定でハイブリッドを選ぶのは得策ではないと言える。

もちろん、動力性能などに魅力を感じてハイブリッドを買うことに反対はしないが、個人的にハリアーというクルマの本質は「手が届く範囲の価格(おおよそ300万円)であの高級感、あのハリアーが手に入る」という絶妙なポジション、価格設定にあると感じており、その本質が一番強いのはガソリンのFFだと思う。

総合すると、損得勘定でハリアーを買うならばガソリン車を基本に考えるべきだろう。

筆者: 永田 恵一

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