マツダ CX-5 スカイアクティブ-D(クリーンディーゼル) 燃費レポート(4/4)
- 筆者: 永田 恵一
マツダ CX-5 スカイアクティブ-D(クリーンディーゼル) 燃費レポート【市街地編】
市街地区間で報告したい点は2つ。1つ目はアイドリングストップのフィーリングだ。
CX-5に限らずマツダのアイドリングストップは停止した後に「エンジンを止めたい」というドライバーの意志をクルマに伝えるような意味も含めて、ブレーキペダルを深く踏むことで作動する。
前回テストしたスペーシアとは随分違うタイプだが、個人的にはカタログに載るJC08モード燃費ではアイドリングストップの開始が遅れる分不利な面があることは認識しながらも、実際の走行では一時停止や踏切のように「クルマは停止するけど、エンジンを停止するほどではない。むしろそういう場面でエンジンを停止すると再始動でガソリンを使う分燃費でも損をしそう」というケースも多々あるので、このタイプの方が実際の走行ではメリットが大きいように感じる。
CX-5のアイドリングストップはエンジン再始動の際のフィーリングに関しても、エンジンの掛かりが早い上にスターターモーターの音も抑えられており、かなり完成度の高い部類と評価できる。
もう1つはマツダのスカイアクティブ搭載車に搭載され、楽しみながら運転技術を向上できるi-DMだ。
右側のメーターに表示される情報の1つであるi-DMは、クルマが動く際に発生する前後左右(加速と減速、コーナリング)のGフォースをモニタリングするもの。Gフォースをモニタリングすることで運転のスムースさを評価しており、白/減点、緑/合格点レベル、青/加点という表示で5点満点での点数が表示される。i-DMの採点で4点以上が取れるようになれば、それなりにスムースで同乗者にも優しい上手な運転をしていると思っていいだろう。
この区間での燃費は「12.4km/L」と、交通状況が良くなかったこともありかなり悪化した。しかし、信号からの発進で1.5トンもの車体を頻繁に加速させていたことを考えれば、むしろ12km/L以上走ったことの方が凄いと考えるべきだろう。
マツダ CX-5 市街地の実燃費/12.4kkm/L
マツダ CX-5 スカイアクティブ-D(クリーンディーゼル) 燃費レポート【総評】
マツダ CX-5 総合燃費/16.5km/L
改めてCX-5ディーゼルに乗ってみると、燃費の良さに加えレギュラーガソリンより約20円安い軽油で走れることによるランニングコストの安さに大きな魅力を感じる(テスト時の燃料代だけで見れば、前回テストしたスペーシアより約160km走って約160円高いだけ!)。
それでいて時にはパワフルな加速も楽しめるのだから、ディーゼルを中心に好調に売れていることがつくづく納得できた。
現時点で注文を付けるなら、CX-5にも30km/hまでの事故の回避に貢献する運転支援システムは設定されているものの、スバルのアイサイトのような高速道路でも使える安価でより進んだ運転支援システムが設定されるとさらに商品力が向上すると感じることくらいだろうか。
他の燃費レポートをご覧いただきたい方は、以下のリンクをクリック!
以下のリンクから、燃費レポートの各記事が一覧でご覧いただけます!
◇気になる人気車の実燃費=本当の燃費を測定! ~燃費レポートシリーズ~
燃費レポートでは、昨今クルマ購入の目安となっている燃費へフォーカスし、燃費を売りにした新型車を使用して高速道路、郊外路、市街地など様々な道路状況で実燃費をテスト。丁寧かつ時間を掛けて燃費計測を行うレポート記事です。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。