【試乗】メルセデス・ベンツ 新型 Bクラス(2015年マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・和田清志
ただしこれらの車種を乗ってみると、後席が意外に狭いことに気付く。全長は4300mm前後で、全幅は1700mmを大幅に超える3ナンバー車。外観を見る限り車内は広そうだが、後席はさほどでもない。前述の5車種に身長170cmの大人4名が乗車すると、後席に座る同乗者の膝先空間は、握りコブシ1つ少々から1つ半程度だ。日本車の場合「ホンダ フィット」で同じ測り方をすると握りコブシ2つ半は収まるから、輸入ハッチバックは拍子抜けした感じになる。欧州車には実用重視という印象もあるが、空間効率は日本車の方が優れている。
狭いといっても4名乗車に支障はなく、荷室は広くて実用的だが、「もう少し広い居住空間が欲しい」と感じるユーザーは少なくないと思う。特にミニバンなどから代替えする場合、頭上や足元が狭めな輸入ハッチバックは窮屈に感じてしまう。
Cクラスセダンよりもゆとりある後席空間
そこで注目されるのが「メルセデス・ベンツ Bクラス」だ。Aクラスと共通のプラットフォームを使う5ドアハッチバックで、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も2700mmで等しい。
しかしボディはひとまわり大きく、B180はA180に比べて全長は110mm長い4400mmだ。全幅はわずか5mm広いだけで1785mm。全高は110mm高い1545mmになる。室内長は少し長い程度だが、室内高には余裕があり、着座位置を高めにすることで空間効率を向上させた。身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る同乗者の膝先空間は握りコブシ2つ分になる。前席の下に足が収まりやすいこともあり、Aクラスに比べると居住性はかなり快適になった。後席の座り心地は少し硬めだが、頭上や足元が広いために、セダンのCクラスよりもゆったりとしている。
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