autoc-one.jp 記事・レポート お役立ち 自動車購入ノウハウ オールシーズンタイヤとは? | 雪道での性能からおすすめタイヤの比較まで

自動車購入ノウハウ 2017/12/7 17:42

オールシーズンタイヤとは? | 雪道での性能からおすすめタイヤの比較まで(1/2)

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オールシーズンタイヤとは?

皆さんが乗っている車には4本のタイヤが装着されています。そのタイヤには4つの機能があるのはご存じでしょうか。

まずは車両の重量を支えること。そしてエンジンの駆動力やブレーキの制動力を路面に伝えること。直進を維持したり、方向変換したり車の進む方向をリードすること。そして最後が路面からの衝撃をやわらげることです。

また、タイヤには夏用タイヤ、冬用タイヤそしてオールシーズンタイヤなどといった種類があり、季節や自分の使い方に合わせたタイヤを装着することが大切と言われています。

夏用タイヤとはいわゆる一般的に装着されているタイヤのこと。優れた乗り心地、濡れた路面では高い排水性によってスリップを防いでくれるタイヤです。一方の冬用タイヤはスタッドレスタイヤと呼ばれて、冬に路面が凍結しているような滑りやすい状況でもしっかりと路面をとらえて、高い制動力を発揮します。

そしてオールシーズンタイヤとは、夏用と冬用の性能を両立させた全天候型タイヤのことです。夏の晴れた日の乾いた路面から、雨で濡れた路面。そして冬のちょっとした雪が積もった路面でも安心してドライブのできるキャパシティの広いタイヤなのです。

どうしてオールシーズンタイヤが幅広い路面状況に対応できるのかというと、タイヤ自体に特殊なコンパウンド(素材)を使用しているから。さらに排水性を高めたトレッドパターンを採用するなどの工夫を施しているからです。乾いた路面では高いグリップ力によって安定した走行性能を発揮し、濡れた路面では高い排水性によってスリップなどを抑えてくれます。さらに寒さに対応したゴムによって冬の浅い雪、圧雪路、シャーベット状の雪ならば、オールシーズンタイヤで走行することができます。

オールシーズンタイヤは、トヨタ ランドクルーザーや三菱 パジェロといった本格オフローダーに装着されているタイヤと思われる人もいるでしょう。それはオールテレーンタイヤと言って、今回紹介するオールシーズンタイヤとは異なります。

オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤからサイプ構造(タイヤのトレッド面に刻まれる細かい溝)を省き、ゴム素材を夏用タイヤに近いものを採用したタイヤのことです。

それでは、オールシーズンタイヤとは一体どのような特徴があり、どのような商品が販売されているのかを紹介しましょう。

オールシーズンタイヤの性能はどれくらい?

オールシーズンタイヤの雪道での性能

オールシーズンタイヤは、夏用タイヤではスリップしてしまうほど雪が積もった路面状況でも走行できるのが特徴です。雪の状態にもよりますが、浅雪や圧雪路、シャーベット状の雪であればオールシーズンタイヤで走行が可能です。(運転する際には細心の注意を払って下さい)。

スタッドレスタイヤとの違いは、オールシーズンタイヤは凍結したアイスバーンを走行できないことです。アイスバーンのような滑りやすい路面では、オールシーズンタイヤではスリップしてしまいます。

降雪量が多い場合や、路面凍結が起きやすい地域に居住している場合は、スタッドレスタイヤを装着することをおススメします。

オールシーズンタイヤ装着時の燃費性能

オールシーズンタイヤは、冬でも柔らかさを保つことのできる特殊なコンパウンド(ゴム素材)を採用しています。かつ、夏の暑さにも耐えられるようにバランスを考えた専用設計となっています。

その結果、夏用タイヤに比べると転がり性能は劣っており、燃費性能も夏用に用意されているエコタイヤと比べると劣ることになります。

しかし、オールシーズンタイヤはそういったエコタイヤでは走行できない雪道を走行できるという性能を実現しています。

たとえば、都心部など降雪量が少ないエリアに住んでいて、夏用タイヤしか装着していないとしましょう。そうなると突然の大雪に見舞われると、除雪が終わるまでのしばらくの間、車が使用できないということになります。しかしオールシーズンタイヤならば、多少の雪ならば運転することが可能です。

自分がどのようにクルマを使用するのかでタイヤ選びは大きく変わりますので注意しましょう。

【徹底比較】オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤ

雪道での性能の違い

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤは、浅い雪道や圧雪路、シャーベット状の雪であれば、走行安定性にそれほど差はありません。しかし、降雪量が多くなると、スタッドレスタイヤの方が性能が良い分、安定して走行できます。

その理由は、オールシーズンタイヤが雪道から暑い夏にも対応したゴムを使用しているのに対して、スタッドレスタイヤは冬の雪道の走行だけを想定した素材を使用し、雪道特有の路面状況に対応した工夫をほどこしているからです。多少の雪ならば、オールシーズンタイヤでもこなせますが、雪の量が多くなるとスタッドレスタイヤで走行できてもオールシーズンタイヤでは走行できないということがあります。

したがって普段は降雪量の少ない都心部に住んでいて、冬のスキーやスノーボードに出掛けるという人には冬はオールシーズンタイヤよりもスタッドレスタイヤの装着をオススメします。

アイスバーンでの性能の違い

オールシーズンタイヤとスタッドレスタイヤの性能を比較したときに最も差が出るのが、アイスバーン(氷上)を走行したときの制動力(ブレーキを掛けた時)です。アイスバーンで滑る原因は氷そのものではなく、氷とタイヤの間にできる水の膜です。

スタッドレスタイヤは、タイヤの表面に施された多くの溝によってスポイトのように水を吸い取ることで滑りにくくし、水を除去した路面によれずに接地。そして細溝のエッジで引っかくことで止まるという仕組みです。

またスタッドレスタイヤは、冬でも硬化しない特殊なゴムをタイヤ本体に採用することで、アイスバーンでもタイヤが路面をしっかり捉えて停止することができます。

一方のオールシーズンタイヤは暑い夏にも対応できるゴムを採用しているため、アイスバーンのような滑りやすい路面ではスリップしてまっすぐ進めませんし、ブレーキを掛けて思い通りに停止することは厳しくなります。

最も差が出るのは制動力ですが、最初に紹介したタイヤの4つの機能のうち、ハンドル操作による方向の変換・維持も難しくなります。ハンドルを切っても思うように曲がらず、車が滑っていくこともあります。

降雪地域で寒さが厳しく、路面が過酷な地域では冬期はスタッドレスタイヤの装着が必須です。

【徹底比較】オールシーズンタイヤとサマータイヤ

雪道での性能の違い

サマータイヤは乾いた路面では抜群の安定性を誇ります。そして雨などで濡れた路面でも十分な制動力を発揮します。しかし、雪道での走行はスリップしてしまい、思い通りに走行することが難しくなります。

なぜサマータイヤが雪道ではスリップしてしまうのかというと、タイヤに使用しているゴムが気温の低下で硬くなり、路面をしっかりと捉えられなくなるからです。

オールシーズンタイヤは、乾いた路面や濡れた路面でのグリップ力はサマータイヤに勝てませんが、浅い雪や圧雪路、そしてシャーベット状の雪道ならば、スリップすることなく安心して走行することが可能です。それはオールシーズンタイヤには気温が下がっても硬化しない特殊なゴムが使用されているからです。

これはサマータイヤとは比較できないほどの性能差が生じます。

アイスバーンでの性能の違い

路面が凍結したアイスバーンをサマータイヤで走行することは不可能です。タイヤがスリップして、コントロール不能となってしまいます。

基本的に、アイスバーンを走行する可能性が高い場合はサマータイヤやオールシーズンタイヤは避けて、スタッドレスタイヤを装着して出掛けましょう。目的地に到着する前に道路上で走行不能となると、多くの人に迷惑をかけることになります。

チェーン規制の道でもオールシーズンタイヤは走れるのか

高速道路などで降雪によるチェーン規制が出ている場合、オールシーズンタイヤは商品によっては走行可能です。チェーン規制でも走行可能なオールシーズンタイヤには、欧州で冬用タイヤと認証されたスノーフレークマークがサイドに刻印されています。このマークがあれば高速道路のチェーン規制にも対応しているという証です。

しかし、全車両チェーン規制ではいかなるタイヤ(スタッドレスタイヤ含む)もチェーン装着が必須となります。一般的なチェーン規制の場合、オールシーズンタイヤやスタッドレスタイヤはチェーンを装着しなくても走行可能です。

高速道路のチェーン規制時にパーキングエリアなどでチェックを受けるときに、スノーフレークマークがあることをキチンと伝えてください。

オールシーズンタイヤの寿命

オールシーズンタイヤの寿命はどれくらい?

サマータイヤの寿命の目安は4年と言われています。この目安は使用環境によって大きく変わってきます。

特殊なゴム素材を使用しているオールシーズンタイヤの寿命の目安は3~4年ぐらいです。一般的に、タイヤに使用しているゴムは経年劣化によってどんどん硬化していきます。しかし、オールシーズンタイヤは特殊な素材を使用しているので、サマータイヤより若干寿命は短めと考えておいたほうがいいでしょう。

もちろん、3〜4年という期間もありますが、走行距離による寿命もあります。走行距離は4〜5万kmが目安です。年間の走行距離が多い人は3〜4年ではなく、走行距離を目安に交換したほうがいいでしょう。

オールシーズンタイヤの寿命の見分け方

装着しているオールシーズンタイヤの寿命を知るためには、まず摩耗具合を見てみましょう。走行距離に応じてタイヤの表面は減っていきます。表面の溝が少なくなると排水性が悪くなるためスリップしやすくなります。

交換の目安となるのが、溝の奥にあるスリップサインです。スリップサインはタイヤの残りの溝が1.6mmになると露出します。このスリップサインは法律で決められたタイヤの使用限度を示すサインなので、このサインが出ていたら車検は通らないので交換しなければなりません。

また、タイヤは素材のゴムに含まれている油分よってひび割れを防いでいます。しかしタイヤが古くなると、油分が抜けてひび割れしやすくなります。小まめにタイヤをチェックして、ひび割れや亀裂がないかチェックしましょう。

こうしたチェックを怠ると高速走行時にバースト(タイヤが破裂)して、交通事故の原因となるので大変危険です。

オールシーズンタイヤはSUVに装着するのが特におすすめ

今、人気のカテゴリーがSUVです。トヨタ ハリアーや日産 エクストレイル、マツダ CX-5などがSUVの代表車種です。SUVはアウトドアライフを楽しむアクティブな人が多く選ぶ車と言えるでしょう。

オールシーズンタイヤは乾いた舗装路や雨で濡れた路面、雪道、そしてぬかるんだ泥濘路なども路面状況を選ばず高い走破性を発揮するので、SUV向きと言われています。また走行中の遠心力でタイヤの溝にはまった石などを排出するセルフクリーニング性能に優れていることも、SUVに向いていると言われている理由です。

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