シトロエン C3 試乗レポート/今井優杏(1/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
花盛りの5ドアハッチバックモデル
先日、あのオシャレな5ドアコンパクトハッチバック、シトロエン「C3」がフェイスリフトを施し、装いも新たに再登場したというので、キャハキャハしつつ試乗会に行ってきた。
今年2013年は、まさに5ドアハッチバックモデルの花盛りだった。
いちいちそのモデル名を羅列することはしないけれど、国内外ともに価格もデザインもそりゃあ個性的なあれこれがリリースされ、ユーザーとしては戸惑いつつも楽しく迷えるという、嬉しくも悩ましい年になったのではないだろうか。
思い切って白状をしてしまうけれど、実はかなり以前から業界きっての5ドアハッチバック好きである私ももちろんその一人。この原稿を書いている現在も、アレを買おうかコレを買おうか日々うんうん悩んでいる真っ最中なのである。
飛びぬけて“輸入”っぽかった
しかし、数年前も同様のことに悩んだ時期があった。
それがまさに2代目シトロエンC3と、プラットフォームを共用する3ドアハッチバックの「DS3」が販売された2010年のことだったのだ。
発売当時からかなりフッ切れたコンセプトのDS3はともかく、C3はファミリーカーユースの見込まれる5ドア仕様でありながらも、ひとつも保守に傾かないアグレッシヴで伸びやかなデザインが、私の眼にはひときわ斬新に映った。だって、これまで見たなかでも、飛びぬけて“輸入”っぽかったんだもの!時代劇に出てくるお侍さんの髪型の、剃り上がった月代みたいに、運転席の頭上まで拡がったゼニスフロントウインドウと言われる巨大窓なんて、そのデザインのイマジネーション自体に興味を抱くほどだ。
シトロエンって、“個性”の最上級みたいな、まったくの独自性をクルマに貪欲に求めるのが好きなイメージで、出すどのモデルも間違いなく“変わっている”んだけど、そのヘンテコ・ベクトルの方向性がC3においては、とても愛らしく私の眼には映ったのだった。
というわけで個人的にかなり思い入れのあったC3が一体どんなふうに変わっちゃったのか、気になっていたのだった。
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