シトロエン C3 試乗レポート/今井優杏(2/2)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
全体的にエクステリアの質感が向上
基本的にキープコンセプトなのだけど、大きく変わったのはフロントフェイス。
まず目につくのは、シトロエンのロゴマークであるダブルシェブロンが左右のヘッドライトまで延長され、スポーティーでワイド感溢れるキリッとした男前顔になっていたこと。
これまでのダブルシェブロンは、左右のヘッドライトのまんなかに上向きの鼻みたく唐突に浮遊するかのように置かれていて、どこか呑気で牧歌的な感じだったのだけど、左右としっかりと繋がることによってよりシャープな印象に生まれ変わっている。
また、そのダブルシェブロンによって結ばれたヘッドライトも高級感あるLEDランプが採用された。LEDランプはリアライトにも装着され、全体的に質感が一段向上した印象。
大きく口を開けたエアインテークのど真ん中を横切るバンパーはこれまでのブラックからボディカラー同色になり、さらに押し出し感を強めている(さらにそのラジエターグリルのデザインさえもが一新された)。
ボディーカラーは2色の追加があり、選択肢が楽しい全5色展開となっている。
インテリアにも変更が加えられている。
C3は2グレード展開なのだが、ベースグレードのSeduction(セダクション)、上級グレードのExclusive(エクスクルーシブ)ともにシートとダッシュボードパネルに新カラーを採用した。また、シートデザインも一新された。
さらに、居住性の向上のために8スピーカーHiFiオーディオを全グレード標準装備し、グレードの向上を図っている。
しかし、きちんと制御されていて、市街地なんかでは比較的早く上のギアに入ってくれるので、頻繁に遠出をしない人にはむしろキビキビ感が楽しいとも思った。
コーナリングのたびにぐんにゃりと沈み、ロールを受け止めつつ粘っていくアシは小さくてもさすがシトロエン。DS3のスポーティな固めかたとはきっちりと性格が分けられているし、最もフランス車らしさを感じられるポイントでもある。
そんなわけで、見た目はキリッ&ビシっと凛々しく生まれ変わったC3だが、癒し系の乗り味は健在なのであった。
それにしてもこの、ドライバーの頭上まで大きく拡がったゼニスフロントウインドウの良さったら、改めて再発見だ。レインボーブリッジの夜景を見上げつつドライブデート、なんていうシチュエーションにはこれ以外にないってくらい素晴らしいと思う。
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