早春を求めてのんびり“ゆる旅”・・・BMW 新型X3で往く駿河路ドライブ(1/3)

まだまだ寒い日が続くけど・・・春の息吹はもうすぐそこまで

歴史的な寒波に覆われている今年の日本列島・・・。いやほんと、お寒うございますなぁ。

まるで冷凍庫の中に閉じ込められちゃったみたいな、お布団からエイヤと飛び出るのもひと苦労な毎日・・・コレって一体いつまで続くの?なんて、憂鬱な気分で過ごしている人も多いんじゃないでしょうか。ってそれ私のことだ。てへ。

でも、春の息吹はもうそこまで聞こえているのかも!というわけで今回は暖かさへの期待も込めて、一足(?)早く、春を探すドライブに出掛けてみた。ルートは東京から東名高速道路を抜け、温暖な駿河湾方面へ。清水港を拠点にぷらぷら走る、ゆる旅に決定!

相棒は2017年12月にモデルチェンジしたばかりのBMW X3だ。

>>“ゆる旅”だけど、相棒はタフで頼りになるアイツ![BMW 新型X3 画像ギャラリー]

オンロード系SUVのパイオニア“X3”は3代続いた老舗ブランドらしい王道ど真ん中

言わずと知れたBMWのミドルクラスSUV 新型X3は、今回のモデルチェンジにより3代目まで進化している。日本導入のパワートレーンは今のところ2種類あり、2リッター4気筒ガソリンエンジンもラインナップされているのだけど、編集部がチョイスしたのは、2リッター4気筒ディーゼルエンジン × 8速ATを搭載するX3 xDrive 20d。試乗車はその中でもスポーティな「M Sport」だった。19インチホイールとバンパー形状やシート、インテリアなどが専用になっているというもので、SUVでありながらオンロードでの走りを期待させる「M」のエッセンスが香る、勇ましいルックスを備えている。

とはいえ、ミドルサイズのオンロード系SUVとしてはまさにパイオニアとも言える存在である新型X3のスタイリングは、全世界的に見ても百花繚乱のセグメントど真ん中となった今見てみれば、どこかすでにクラシカルな雰囲気すら漂わせているのも事実。デザインとコンセプトを踏襲し続けているからこその賜物で、却って新鮮な印象さえ受ける。

メカっぽさと先進性、そして使いやすさが見事に融合した運転席回り

そのX3という心強い相棒で、まずは東名高速道路を南下する。

運転席に乗り込んだら、ドライバーを迎えてくれるのはBMWらしい硬派な内装だ。ステアリングホイール下部には「M」のマークが燦然と輝いているだけでなく、グリップ自体もドッシリと太いM由来のステアリング形状になっていて、握れば走りへの期待と同じく、所有欲を存分に満たしてくれる演出だ。

柔らかな本革に覆われているものの、メタル装飾を多用しているために、全体的な印象としては重厚な雰囲気なのだが、インフォテイメント系が刷新され、先進感がぐっと増した。エクステリア/インテリアともに大きな変更は意図的になされなかった今回のモデルチェンジではあるから、視覚的な部分で最も大きな刷新を感じさせるのは、このシンプルに整備された最新の運転席回りのみ。だがこれが圧巻の使いやすさと見やすさを誇っている。

元々グラフィックの美しさには定評のあるBMWの液晶モニターだが、10.25インチでタッチパネルにも対応するよう進化。しかし、従来通りドライバーがシートから背中を起こしてタッチパネル操作をしなくても、ステアリング内に設置されたスイッチ類やギアセレクター横に配置されたダイヤルでの操作が可能だ。個人的にはこのダイヤルでのナビ操作が、慣れれば最高に利便性が高いので大好きだし、BMWはかなり早くからこの操作方式を採用しているので、熟成期間も長くなっていて完成度も高い。

また、今回のモデルチェンジで特に圧巻だったのが、メータークラスター内のディスプレイの美しさだ。物理メーターのように円く縁取られた計器類の内部表示はフルデジタルになっていて、走行モードやまた、気分によってレイアウトを変更することが可能。メカっぽさ×先進感を上手にミックスしたBMWらしい仕上がりになっている。

>>絶景を求め、余裕のディーゼルパワーで山道を駆け上がる[次ページへ]

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

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