【試乗】BMW i8海外試乗レポート/川端由美(1/2)
- 筆者: 川端 由美
環境志向の高い街 サンタモニカで、「i」シリーズ第2弾モデルを試乗
2009年のフランクフルトショーでその衝撃的な姿を初めて目にしてから、早5年。BMWが鳴り物入りでスタートした持続可能な自動車のあり方を探るプロジェクト「i」から生まれた環境志向のスーパー・スポーツカー、『i8』がようやく市販にこぎつけた。電気モーターで走る自動車だけのサブ・ブランドとして生まれた「i」シリーズの中では、この春、EVとPHVの2本立てで日本に上陸した「i3」に続く第2弾となる。
試乗ステージに選ばれたのは、カリフォルニア州サンタモニカ。EVやPHVといったエコカーを優遇するカリフォルニアのなかでも、環境志向の高い街として知られている。周辺にはレオナルド・ディカプリオのようなエコ意識の高いハリウッド・セレブが住むマリブもあって、ラグジュアリーで環境コンシャスの高いi8の試乗にはぴったりの舞台だ。
トウゴマから作られたバイオ・プラスティック製のキーを渡されて、i8の隊列に近づいていく。2009年のフランクフルトショーで初めて見たときも衝撃的だったが、映画『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でトム・クルーズがオープン版に乗っていたのを見て、かなり惚れ込んでいた…というのは恥ずかしいのでナイショにしてください、ハイ。
ボンネットに刻まれたV字のラインからルーフを通ってリアエンドへ連なる“ブラック・ベルト”はi3とも共通で、ルーフやランプ類が浮き上がったような錯覚を覚える。ふわっと浮き上がるような軽やかなスタイリングは、明らかに従来のBMWの金属を感じさせる硬質なデザインの文脈になかったものだ。
先進性の表現に余念がないのも、iシリーズの特徴だ。U字型フロントランプは標準でもすべてLEDだが、ハイビームにオプションでレーザーライトを選択すると、レーザーダイオードよる白色光が従来の1.7倍の明るさで600m先まで照らすのだ。ただ単に明るくて未来的なだけではなく、従来のLEDと比べて、リフレクターを1/3の大きさにすることができて、軽量化にもつながっているのがiシリーズの一員らしいところだ。
同じように、カッコよく見える大径ホイールも、よく見れば極端に幅の狭い低転がり抵抗タイヤを履いている。そんな風に先進的な技術を投入し、効率を追求しつつ、スポーティネスやプレミアムを追求するのがBMW iの流儀なのだ。
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