ボルボ 新型 XC60 T5[2014年モデル・新パワートレイン「DRIVE-E」搭載車] 試乗レポート/飯田裕子(3/3)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:オートックワン編集部
アイシン製8速ATがスポーティなフィールをさらに加速させた
今回アイシンAW製の8速ATが、このエンジンとのマッチングでこだわっていたのが、XC60をよりスポーティなドライブフィールで楽しめるようなチューニングを行うことだった。
Dレンジで走行中、8速からでもイッキに3速へとダウンシフト出来るというクイックシフトが特長の一つ。その技術を使って手元の“ドライブモード”切り替えを“スポーツモード”にセットすると、エンジンとトランスミッションの制御が変わり、2リッター 直4 ガソリン直噴ターボエンジンの威力を共に引き出し、レスポンスの良さとともに楽しめる。スポーツモードで走ると、SUVのXC60がシャープな乗り物に感じられるから面白い。
新型XC60のドライブモードは、デフォルトのモードがDモード。そしてスポーツモードの他にもう一つECO+(エコプラス)モードが選べる。このモードを選んで走行した場合、燃費が約5%向上するのだとか。
ECO+モードはエンジンやトランスミッションの制御が変わるだけでなく、65km/h以上で走行中のコースティング機能の作動や、標準採用のスタート/ストップ(アイドリングストップ)機能の作動ロジックが変わり減速時7km/h以下からエンジンストップするようになる。他にもエアコンの制御や例えばシートヒーターのスイッチを入れた際のウォームレベルが基本は3/3段階から始まるところを1/3段階と“弱”から始まるなど、実に細かくエコ制御が加わる。
新型「T5」用パワートレイン、いきなりの高完成度!
車重1770kgのXC60にとって、この2リッター 直4 ガソリン直噴ターボエンジンのパフォーマンスは、静粛性やドライフィールも含め、すでに完成度はかなり高い。性能の良いエンジンに感心することが多い近年、ドライブフィールにまで文句のつけようがないエンジンはちょっと珍しい。
XC60 T5のJC08モード燃費は13.6km/L。私の試乗中の高速燃費は11.4km/Lを示した。色々な走りのモードを試しながらでもこの燃費ならまずまずでは。ちなみにこの新型 XC60 T5、ボルボ初のエコカー減税100%対象車だ。
500万円を切る価格からスタートするXC60は、今回試乗した「T5」「T5 SE」「T5 R-DESIGN」のほかに、これまで同様、3リッター 直6ターボ(304PS/440Nm)+6速AT+AWD(4WD)の「T6 AWD」「T6 AWD R-DESIGN」もラインナップされている。
[レポート:飯田裕子/Photo:オートックワン編集部]
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