ボルボ 2013年モデル オールラインナップ試乗レポート Vol.3 「ボルボ V60・S60」編/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:オートックワン編集部
全てにバランスの取れたベストチョイス「ボルボ S60 T4」
続いてはその同S60でも1.6リッターターボエンジンを搭載するS60 T4だ。
こちらはエンジンが小さいということもあって車重が1,540kg。コーナーの先を目指す時に鼻先がとにかく軽くて超楽しい。ライントレース性も抜群で、グイグイ曲がる感覚はスペックを全部自分のモノにしている征服感も味わえて爽快だ。
このT4エンジンの特徴として加速していくときにザラザラとした振動があるのだが、それも乗っているうちにほぼ気にならなくなるし、第一このT4エンジンは1.6リッターとは思えない素晴らしい加速を見せる。ホンマに自分そんなサイズなん?と穿った見方をしてしまうほどだ。
私が1台選ぶなら「コレ」かも!
正直私は今回のオールラインナップ試乗会の中でコレが一番好きだった。ボディサイズ・エンジンサイズ・燃費・使い勝手・価格など、すべてのバランスがとてもいいと思う。
性能を試すためについ普段よりも踏みがちになる試乗会会場においてさえ、平均燃費はなんと12km/Lを優に超えていたのは驚いた。
街乗りではもっといい数字が余裕で出るはず。日常使いに心強いモデルである。
4気筒版だからといって、見た目だけのドレスアップ仕様にあらず! ~「V60 T4 R-DESIGN」~
最後に「V60 T4 R-DESIGN」だ。
S60 T4のワゴンモデルであるV60に”R-DESIGN”が装備された特別仕様車である。
“R-DESIGN”はこれまで、V60・S60の6気筒版「T6」というかなりアッパーなモデルにしか設定されていなかった特別仕様だが、2012年モデルで4気筒版「T4」にも台数限定で販売し好評だったことから、最新2013年モデルにも設定された。今回は特に台数限定はうたっていない。
専用のフロントグリル、18インチアルミホイール(XC60には20インチ)、スポーツサスペンション、テールパイプ。インテリアにも“R-DESIGN”の刻印が入った高級感あふれる本革シート、専用アルミニウムパネル、アルミベゼル付きメーターパネル、本革ステアリングホイールが用意されている。
もちろん見た目だけではなく、フロントにはストラット・タワーバーを追加し、フロント&リアサスペンションのブッシュ、アンチロールバー、スプリング、ダンパーを強化。ただでさえ高い剛性がさらに向上されている。
それだから、高いインテリア性もさることながら、運転感が素晴らしい!
(次ページへ続く)
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