「Drive-E」(ドライブ・イー)の勢いが止まらない！／ボルボ V40 T3[新開発1.5リッターガソリンターボ]試乗レポート(4/4)

新開発1.5リッターターボエンジン搭載で得たもの

ところで、ボルボが1.5リッターという小排気量を選択したのは、燃費の改善が最大の目的であったことは明らか。

では、その効果はどうだったのか？

V40 T3のギアボックスは最新モデルに採用されることが増えてきた8段ではなく6段のトルコン式。

この点、燃費面では不利なように思えるが、100km/h巡航時のエンジン回転数が1800rpmほどと低めに設定されていることもあって、高速道路では18km/Lの好データをマークした。

しかも、6段式ゆえに頻繁にギアチェンジしている印象が薄い点も、レスポンスのいい走りを期待するユーザーには歓迎されるだろう。

安全で良質なコンパクトカーを求めるファミリーに

さらに、ボルボだから先進の安全装備も充実しているし、ドイツ車とはひと味異なる北欧風デザインはシンプルかつオシャレ。ものすごく高性能なところはないかもしれないけれど、コンパクトでも安全で良質なファミリーカーを探している向きには魅力的な1台といえそうだ。

[レポート：大谷達也／Photo：阿部昌也]

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ボルボ V40 T3 SE[FF] 主要諸元

全長x全幅x全高：4370x1800x1440mm／ホイールベース：2645mm／乗車定員：5名／車両重量：1480kg／駆動方式：前輪駆動(FF)／エンジン種類：「Drive-E(ドライブ・イー)」インタークーラー付ターボチャージャー DOHC 直列4気筒 16V ガソリン直噴エンジン／総排気量：1497cc／最高出力：152ps(112kW)/5000rpm／最大トルク：25.5kg-m(250N･m)/1700-4000rpm／トランスミッション：ギアトロニック 6速オートマチックトランスミッション／燃料消費率：16.5km/L[JC08モード燃費]／タイヤサイズ：205/50R17／メーカー希望小売価格：3,740,000円[消費税込み]

※試乗・撮影車には「PCC(パーソナル・カー・コミュニケーター)キーレスドライブ」(31,000円)／「パーク・アシスト・パイロット／パークアシスト・フロント」(52,000円)／「レザー・パッケージ(本革シート／助手席8ウェイパワーシート／フロント・シートヒーター)」(210,000円)のメーカーオプション及びオプションパッケージ等を装着