フォルクスワーゲン 新型ティグアン 試乗レポート/渡辺陽一郎(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
BMW X1と比べ「機能対価格」ではティグアンが優勢
冒頭で述べた外観と併せて、新型ティグアンは内装も小規模ながら変更を受けた。質感を高めるため、シートのデザインや色彩を改めている。
注目されるのは装備の向上。パサートに続いて「ドライバー疲労検知システム」を標準装着する。ステアリングの舵角センサーを使って、操舵の速度や角度をチェック。
ドライバーが疲れたり、眠くなっていると判断した時は、メーターパネル中央のインジケーターに休憩を促す表示を行う。
ティグアンは以前から横滑り防止装置のESP、サイド&カーテンエアバッグなどを標準装着しているが、これらが作動する前に、危険な状態に陥るのを防ぐ安全装備だ。
特に長距離ドライブの機会が多いユーザーには、大きなメリットになる。
なお、ティグアンの装備内容は、X1sDrive18iと比べても充実度が高い。
まずは安全装備だが、ドライバー疲労検知システムはもちろん、エアバッグも充実する。X1sDrive18iでは、サイドエアバッグはフロント側のみ。ティグアンではリヤシートの両側にも装着される。オーディオはX1sDrive18iがCDプレーヤー付きで6スピーカーなのに対し、ティグアンはCDチェンジャーを備えて8スピーカーだ。
このほかクルーズコントロール、スイッチで操作するエレクトロニックパーキングブレーキなども優位性として挙げられる。
そして一番の違いは駆動方式。
X1sDrive18iは後輪駆動の2WDだが、ティグアンは4モーションと呼ばれるフルタイム4WDを備える。X1で4WDになるのはxDrive20i以上のグレードで、価格は424万円だ。エンジンのメカニズムも異なり、X1sDrive18iは最高出力が150馬力、最大トルクが20.4kg-mの2リッターだが、ティグアンは179馬力/28.6kg-mの2リッターターボを積む。
BMWはブランド力が高く、VWが対抗するにはメカニズムや装備で上まわることが必要。それでも「機能対価格」で判断すれば、ティグアンの方が買い得だ。
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