フォルクスワーゲン ザ・ビートル(新型ビートル)1.2TSI(日本仕様) 試乗レポート/小沢コージ(1/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
ニュービートルで“やり残した”こと
いまさらながらに驚いた。今回登場した「ザ・ビートル(新型ビートル)」の偉大なる先輩「ニュービートル」は、かつて導入直後の2000年と2001年に、日本だけで年間1万4,000台も売れたというのだ。
これは、ぶっちゃけ“輸入車の奇跡”とも言うべき「BMW ミニ」に匹敵するか、もしくは上回るレベルである。
なんせVGJ(フォルクスワーゲン グループ ジャパン) マーケティング本部の山崎さん曰く、 「ニュービートルはアメリカで人気が高く、生産が間に追いつかなかったですから。その気になれば年間2万台は行ってたと思いますよ」
年2万台!1つの輸入ブランドがラクに成立する販売台数だ。
それでわかった。今回、日本で久々に大がかりな試乗イベントが行われたことが。
ピークで年8万台も売れた北米は別格として、日本はドイツを上回り世界第2位となるマーケット。それだけ熱心になる価値もあるってワケだ。
しかし、世界的には実に14年ぶりとなる今回のリニューアル。人気車にも関わらず、何故そんなに手間取ったのか?何故、デザインを変えてきたのかが気になる。
だが、とある知り合いの外人ジャーナリストが教えてくれた。 「モアパワー&レスフラワー、前のモデルは男に売れなかったんだよ!」
バカ売れしたニュービートルだったが、1つだけ問題があった。デザインが可愛過ぎて、特に北米で女性ウケが良すぎたために、男ウケしなかったのだ。
そういえばハリウッド映画の「エリン・ブロコビッチ」でも、確か主演のジュリア・ロバーツはニュービートルに乗って頑張っていた。その手のイメージをなんとかして払拭して、“男のビートル”に生まれ変わらせたかったのだ。
そこで、今回は欲張りとも言える大変身を遂げたってワケだ。
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