フォルクスワーゲン ポロ1.2TSI 試乗レポート/スーザン史子(1/3)
- 筆者:
- カメラマン:佐藤康彦
やっぱりすごいわ、ポロ1.2TSI!
ポロ1.2TSIを初めて運転したのは、もう1年も前。サルディニアで行われた国際試乗会でのこと。この時に試乗できたのは、昨年秋、日本に導入された、1.4リッターのNAモデル(85ps)と、アイドリングストップ技術が搭載されたブルーモーション・テクノロジーのディーゼルエンジン車の2モデル。
ちなみにTSIエンジン車はトランスミッションがDSGではなく、MT車のみの試乗だったこともお伝えしておきます。なかでもTSIの走りは、もっとも軽快でパワフル、そしてハンドリングもいうことなしで、VWの技術力の高さにすっかり圧倒されてしまいました。
そして、この5月に1.2TSIの日本仕様がようやく登場。コンフォートラインとハイラインの2グレード展開で、ともに同じ1.2リッターSOHCの直噴シングルターボエンジン(105ps)を搭載し、トランスミッションは7速DSGのみという設定です。 改めて芦ノ湖スカイラインで試乗してみると、「もうコレ1台で十分じゃん!」って気分に。
急峻な山道もガンガン攻めていけるし、ボディは安定していながら軽快そのもの。だって1.2リッターですよ!!本当に105psなのかってビックリします。車重が1100kgと軽く、トルクが太く、低中速域での加速の良さが、実際の馬力を上回るようなハイパワーに感じさせるんでしょうけど、国産車ではいまだ到達できていない域の乗り物だと感じました。
実際に1.6リッターMPIエンジンと比べ、初期トルクが40%アップ、中間トルクが27%アップ、性能感覚指標(パフォーマンスフィールインデックス)では20%よくなっているとか。なるほど~、やっぱりすごいわ、ポロ1.2TSI!
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