フォルクスワーゲン パサートCC 試乗レポート(4/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:島村栄二
結局オススメはどちら?
注目の新装備として、V6モデルに標準装備されるACC(アダプティブクルーズコントロール)がある。これは、先行車と自車との車間距離(5段階に設定可能)を自動調整しながらオートクルーズを可能にしているが、高速のみならず市街地走行(30km/h以下でも可能)にも対応していて、実際に試してみたが信号待ちで停止した前車の約2m後方でピタリと自動停止した。かなりのレベルで安全運転をサポートしてくれるに違いない。
では、お勧めモデルはというと、やはりV6だろう。充実した装備類もしかりだが、2.0Lモデルよりもさらに室内が静か。これは4モーションであることが影響しているのか、サスペンション系からの侵入音が少ない。また、可変ダンパーのマッチングもV6モデルの方がより良い。2.0Lモデルでは軽量なせいか、ノーマルモードですでにスポーツモードのような強い減衰を感じた。デザイン性、走行性、そしてコストパフォーマンスを考慮すれば、かなり高得点なモデルだといってよいのではないだろうか。
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