フォルクスワーゲン パサートCC 試乗レポート(4/4)

フォルクスワーゲン パサートCC 試乗レポート
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結局オススメはどちら?

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注目の新装備として、V6モデルに標準装備されるACC(アダプティブクルーズコントロール)がある。これは、先行車と自車との車間距離(5段階に設定可能)を自動調整しながらオートクルーズを可能にしているが、高速のみならず市街地走行(30km/h以下でも可能)にも対応していて、実際に試してみたが信号待ちで停止した前車の約2m後方でピタリと自動停止した。かなりのレベルで安全運転をサポートしてくれるに違いない。

では、お勧めモデルはというと、やはりV6だろう。充実した装備類もしかりだが、2.0Lモデルよりもさらに室内が静か。これは4モーションであることが影響しているのか、サスペンション系からの侵入音が少ない。また、可変ダンパーのマッチングもV6モデルの方がより良い。2.0Lモデルでは軽量なせいか、ノーマルモードですでにスポーツモードのような強い減衰を感じた。デザイン性、走行性、そしてコストパフォーマンスを考慮すれば、かなり高得点なモデルだといってよいのではないだろうか。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

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