東京→仙台まで軽油何リッターで行けるのか?!|VWゴルフ TDI エコランチャレンジ(3/4)
- 筆者: 山本シンヤ
- カメラマン:MOTA編集部
普通車とトラックの速度差問題を実感
ここから己との戦いである。高速道路の最低速度は50km/hなので、60~70km/hで走ると言う案もあったが、今回は80~90km/h……つまりトラックと同じペースで走ることにした。「交通の流れを乱さない」と共に、ネットでも話題になる「普通車とトラックの速度差問題」を身を持って体感してみようと。
85km/h前後で7速に入り、その時のエンジン回転数は1200~1300rpm。この領域が燃費がいいゾーンらしく、瞬間燃費計は25~30km/Lの間をキープ。エコモードだとアクセルオフでコースティング機能(惰性の状態)が働くので、速度調整も楽だ。
軽快な動きのガソリン車と比べるとTDIのフットワークはドッシリとした落ち着きの良さと安定感があるものの、ゴルフ7特有のの滑らかでシットリした足さばきではなく、バネ下が落ちつかないドタバタした乗り味と、思ったよりビシッと走らない直進安定性が気になる……。筆者の気のせいかと思いきや、助手席の副編集長Kも同じ印象、なぜかしら?
燃費向上には空力も大きく影響する。なんせ、「空気抵抗は速度の2乗に比例」である。そこで前方を走るトラックに空気の壁を壊してもらい空気抵抗を軽減させる「スリップストリーム」も活用。ただ、あまり近すぎると煽り運転と勘違いされてしまうので、あくまでも適切な距離を維持しながら……だ。ただ、それでもクルマがスッと吸い寄せられる感覚はあったので、効果はあったと思う。
後続車両を邪魔しない“気遣い”が必要です
80~90km/hでの巡航はそれほどストレスがないものの、やはり追い越し時は普段以上に後続車に気を使う。自車の速度は一定のまま後続車両を邪魔しない追い越しをするには、常に先を読んだ運転が要求される。このちょっとした“気遣い”こそが、円滑な交通の流れのポイントだと改めて実感。
ちなみに巡航時は不満がないものの、再加速時などではいとも簡単にシフトダウンしてしまうのはちょっと残念な所である。個人的には多彩なパワートレインを用意するゴルフだからこそ、TDIはよりディーゼルらしさを活かした粘り強さを期待してしまうのだ。
と言いながら、仙台宮城インターに着くころには燃費は26.5~27km/Lをマーク。ここからゴールとなる市内までは下り坂なので燃料カットを最大限に使って燃費を稼いだものの市内で若干燃費を落とし、最終的には26.9km/Lとなった。
夕食時に成績発表。トップは29.5km/Lと我々は大きく引き離されてしまったが、走り方を聞くと「60~70km/h」と聞いて納得……。
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