こりゃバカ売れ必至! ヤリスクロスはクルマの本場でも圧勝できるデキだった(2/2)

  • 筆者: 竹花 寿実
  • カメラマン:島村 栄二
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都会派なのに悪路もイケる! こりゃ売れるゾ

今回の試乗会では、ローラーを使ってスプリットミュー状態を再現した路面と、モーグル路で4WDの走破性能も体験できた。

ガソリン車のダイナミックトルクコントロール4WDには、「SNOW」に加えて「MUD & SAND」と「ROCK & DIRT」、ハイブリッドのE-Fourには、「SNOW」と「TRAIL」の走行モードが搭載されているのだが、片輪が空転してしまう様な状況でも、ガソリン車は「ROCK & DIRT」、ハイブリッドは「TRAIL」を選択すれば、ブレーキ制御でグリップしているタイヤに駆動力を伝え、スムーズに脱出する事ができた。

このクラスの4WD車に、ここまで凝ったシステムが採用されているのは、世界的に見ても稀だ。

この見た目で!? 悪路を難なくこなすヤリスクロスの姿がコレ

ベストバイはハイブリッドのFF! 積雪地ならガソリン4WDがおススメ

ガソリンの4WDは、4WD体験コーナーでしか乗っていないが、個人的にはハイブリッドのFFがベストバイという印象だ。同グレードではガソリン車より37万円ほど高いが、それも納得出来る力強さと上質感が味わえる。もちろん燃費性能も抜群に良い。

だが降雪地域に住んでいる人や、オフロードを走る機会が多い人、また冬期に頻繁にウインタースポーツを楽しむような人には、ガソリンの4WDをオススメする。ハイブリッドのE-Fourも悪くないのだが、ガソリンのダイナミックトルクコントロール4WDは、少しでも前輪が空転すると、瞬時に後輪へ駆動力を伝え、駆動力配分が最大で50:50となるので、圧雪路や凍結路での安定性はE-Fourより高いからだ。

女性ユーザーをターゲットにしているというヤリスクロスだが、都会的でスポーティなデザインや、優れた走行性能、高い実用性は、老若男女どんな人にもオススメできる。競合モデルが群雄割拠のヨーロッパでも、十分勝負出来る仕上がりだ。快進撃を続けるトヨタの勢いは、まだまだ止まりそうにない。

【筆者:竹花 寿実】

トヨタ/ヤリスクロス
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新車価格:
190.7万円315.6万円
中古価格:
169万円395万円
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