ハリアー人気に続け! ヤリスクロスは小さな高級車だった

画像ギャラリーはこちら

RAV4にハリアー、そして9月にデビューするヤリスクロスなど、今トヨタのSUV攻勢が止まらない。ヤリスクロスは名前の通りヤリスの兄弟車なのだが、その実中身はまったく違う。果たして一体どんなクルマなのか? ヤリスクロスの正体を暴く。

目次[開く][閉じる]
  1. 兄弟車ヤリスの面影はほぼなし
  2. 車内はちょっと高級なヤリス
  3. 超充実の先進安全装備! トヨタ初の技術も多数
  4. 悪路走破性はランクル譲り!? 小さいのにかなり走るゾ

兄弟車ヤリスの面影はほぼなし

ヤリスクロスという名前だけあって、今年2月にデビューしたコンパクトカーのヤリスをベースに仕立てたコンパクトSUVだ。いわばこの2台は兄弟車なのだが、ボディ外板のほとんどが新設計で、ヤリスの面影はほとんどない。

そんなに違うの!? ヤリスクロスとヤリスを画像で比較

エンジンランナップもヤリスと同じ顔ぶれの、1.5Lガソリンと1.5Lエンジン+モーターのハイブリッドモデルの2種類で、それぞれFFと4WDモデルをラインアップする。最高出力や最大トルク、燃費など詳しい情報は未だ不明ながら、ヤリスと同様に凄まじい燃費をマークするだろう。

車内はちょっと高級なヤリス

運転席まわりは基本的にベースのヤリスと同様ながら、ヤリスクロスはさらに高級感を付け加えられたというイメージだ。グレード別設定にはなるが、カローラスポーツやRAV4などに採用されている7インチTFT液晶と物理メーターを組み合わせたメーターを搭載し、車両設定や先進安全装備の作動状態などが表示される。

ちっちゃいのにかなり高級! ヤリスクロスの運転席をじっくり画像でチェック

ヤリスと比べてもっとも違うのが、ヘッドアップディスプレイの設定だ。表示されるのはスピード計やナビ情報といった基本的なものながら、長距離運転時にはかなり重宝するハズだ。

加えて注目なのが、ラゲッジスペースだ。4m弱のボディながら、その広さは圧巻で、荷室容量は390Lを誇る。開発する上で、重要視されたのはやはりゴルフバッグが入れられるかどうかという点。2列目シートを倒せば大概のクルマは積載できるが、ユーザーの中にはシートアレンジせずに載せたいという声がかなり多いという。そこで2つのフルサイズゴルフバッグが入るスペースを確保。さらに110Lのキャリーケースもシートアレンジなしで載せられるほど。

マジでそんな広い? ヤリスクロスの超便利なラゲッジがコレ

加えて、トヨタのコンパクトSUVとして初めてハンズフリーパワーバックドア機能を搭載。この機能を使ったことのある人なら想像しやすいと思うが、、パワーバックドアは便利だが動きが遅いというコト。便利なのは確かだが、正直なところ手動で閉めたくなるほどであったが、ヤリスクロスのそれは従来比で2倍のスピードに改されている。

超充実の先進安全装備! トヨタ初の技術も多数

今や付いて当然の先進安全装備も充実している。基本装備はヤリスと同様で、プリクラッシュセーフティ機能はもちろん、車線中央を維持するレーントレーシングアシスト機能やレーダークルーズコントロール、標識の見過ごしをサポートするロードサインアシストなど、全部載せというイメーズだ。

注目は、トヨタ史上コンパクトクラスに初搭載のアダプティブハイビームアシストやトヨタ自動車初の強い横風でも的確にサポートしてくれるS-VSCなど、クラストップレベルの先進安全装備を搭載する。しかもコレが標準装備というのが嬉しいポイントだ。

悪路走破性はランクル譲り!? 小さいのにかなり走るゾ

一般にコンパクトSUVの悪路走破性は、それほど力が入っているクルマは少ないが、さすがはランクルを生み出したトヨタだけあって、ヤリスクロスの悪路走破性はライバルを圧倒するモノ。4WDモデルにはガソリン・ハイブリッドに共通して降坂時の車速を一定にキープするダウンヒルアシストコントロールや雪道で活躍するSNOWモードを設定する。

ガソリンモデルにはノーマルモードのほかに、MUD&SAND/ROCK6DIRTの3つのモードから選べるマルチテレインセレクトを設定。路面状況によって駆動力や4WD、ブレーキ制御を最適化し、どんな路面状況でも難なく走破するというモノだ。

一方のハイブリッドモデルにはTRAILモードを用意。コレは空転するタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを掛けるというもので、悪路からのスムースな脱出に大活躍する機能だ。

ガソリン・ハイブリッド、どちらの4WDモデルでも万一の際には悪路を安心して走れるので、問題は値段次第か?

なんといってもカッコいいスタイリングとちょうどいいサイズ。さらに使い勝手もいいとくればバカ売れ間違いなしのヤリスクロス。2020年7月時点での公式発表では「今秋発売」となっているが、正式な発売タイミングは9月頃と予想される。1日も早く街で乗るのが待ち遠しい…そんな1台だ。

ヤリスクロスの詳しい情報はコチラ▼

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部 木村 剛大
筆者MOTA編集部 木村 剛大

記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる