日本版コンシューマレポート-トヨタ ヴィッツ ユーザー試乗レビュー-(5/5)
- 筆者: 桃田 健史
~日本版コンシューマレポートとは~
「コンシューマ」とは、消費者を意味する英語「Consumer」だ。
アメリカにはNPO(非営利団体)が運営する「Consumer Reports」というメディア(雑誌、ウエブサイト)がある。その歴史は約70年に渡り、独自にテストされる対象商品は車、家電、コンピュータ、玩具など多岐に渡る。
主な収入源は賛同者からの寄付で、テスト対象品はメーカーからの貸与ではなく、一般顧客の立場として完全買取りするのが特徴だ。消費者目線での公平な評価に対して、アメリカ人からの信用度は高い。
同サイトでレクサスGX460(日本のランドクルーザープラド)の横滑り防止装置に対する厳しい記事によって、米国トヨタは同車のリコールに踏み切った経緯がある。それほどまでに同メディアの社会的影響力は大きい。
この「ConsumerReports」に対して、オートックワンが独自開発した「日本版コンシューマレポート」は180度違う視点を持つ。
「ConsumerReports」は「消費者のためにプロが」テスト&レポートを行うが、「日本版コンシューマレポート」は「消費者のために消費者自身が」テスト&レポートを行う。
そのデータをオートックワンがグラフなどに「見える化」して公表。
さらに、世界各地で自動車産業を取材するジャーナリスト・桃田健史がアドバイザーとして監修し、世界戦略を見据えて新車開発をする自動車メーカー側の意向と、日本国内ユーザーの実感覚の「同意点」または「ズレ」の根拠を、集積データを基に解析する。
日本はもとよりアメリカや欧州でも、自動車関連で、こうした「日本版コンシューマレポート」のような試みが全国規模のメディアで実施されたことはない。
自動車メーカーや自動車ディーラーも興味津々の「日本版コンシューマレポート」。
画期的な新メディアが、日本の自動車販売の歴史を変える。
桃田健史(ももたけんじ)プロフィール
日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。
インディ500、NASCARなど自動車レースにレーサーとして参戦。
自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。
近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。