初代モデルのA70に、爆発的人気を誇るA80、そしてGRまで! 今も昔も輝くトヨタのフラッグシップスポーツ「スープラ」
- 筆者: MOTA編集部
はっと目を見張るような流麗なフォルムのスポーツカー。屈強なボディでどこにでも行けそうなSUV。それともオシャレで可愛らしいコンパクトなモデル。最新モデルから懐かしの名車まで。燃費や車格、維持費など現実問題は一旦置いておいて、誰しも1度は自分の憧れのクルマを思い描いたことでしょう。そしてそれを自慢したいなんてことも…。
今回はA70、A80、そして現行のA90/DB型といった、今も昔も憧れのモデル「スープラ」を振り返っていきます。あなたの好きなクルマは何ですか? 昔から憧れていた1台はありますか?
トヨタ スープラ A70型(1986年-1993年)
ラテン語で「超えて」や「上に」を意味する、トヨタのフラッグシップスポーツカーであるスープラ。日本での誕生はセリカから独立し、国内向けでも海外向けと同じくスープラと名乗るようになった1986年に登場したA70型から始まりました。
発売当時のキャッチコピーは「TOYOTA 3000GT」で、1960年代の名車トヨタ 2000GTをイメージしていました。直線基調のデザインで、トヨタ 2000GTと同じくリトラクタブル・ヘッドライトを採用した外観に、その謳い文句通りの最高性能が盛り込まれた70スープラは、当時トヨタが持つ技術の最先端を盛り込んだ“スポーツカー”の1台でした。
70スープラは、先代に比べて飛躍的にパフォーマンスがアップし、トップグレードの3.0GTターボには7M-GTE型直列6気筒ツインカム24バルブインタークーラー付ターボを搭載。当時最高クラスのパワーを実現し、最高出力は230馬力、0-100km/hは6.4秒、最高速度は232km/hを発揮しました。
トヨタ スープラ A80型(1993年-2002年)
“80スープラ”として親しまれる1993年に登場したA80型。
80スープラはトヨタスポーツカーのフラッグシップとして開発され、基本性能に徹底してこだわり、ドイツ・ニュルブルクリンクで鍛えられました。
当時市販車では数少ない6速MTを採用。米国ではNA(220馬力)とツインターボ(320馬力)の2種が発売され、0-100km/hはそれぞれ6.8秒、4.6秒をマーク。
その完成度は高く、ハイパワーのFRながらもコントロール性の高さは今でも通用するレベルで、現在もトヨタの社内訓練車として活用中。モータースポーツの世界でも活躍し、全日本GT選手権/スーパーGTでは4度のチャンピオンに輝いています。
また、映画「ワイルド/スピード」によって米国を中心に爆発的人気を獲得してから、アメリカではいまも非常に高い人気の1台。そのため、右ハンドル仕様のスープラをわざわざ日本から輸入して乗る、究極の日本車ファンも少なからず存在します。「25年ルール」(製造から25年経過した車は右ハンドル車でも米国内の走行が可能)の適用により、1993年製造のA80であれば、2018年から、米国内での走行も解禁となっています。
A90/DB型(2019年-)
2019年5月に発売となった新型スープラの最上級グレードの「RZ」。RZは先代80スープラと同じ「直列6気筒エンジン+後輪駆動(FR方式)」が継承されています。
これは開発プロジェクトがスタートした2012年当時、新型スープラのエンジンとして相応しい直列6気筒エンジンを製造していたBMWとの共同開発を行うことで可能となりました。先代まで高めてきたスポーツカーとしての純度を極限まで高めています。
80スープラや86と比較するとホイールベースはショート、トレッドはワイドとなり、スポーツカーの理想的なホイールベース・トレッド比を実現。さらに重心高を最適化するなどディメンション重要視し、高いハンドリング性能を実現した“ピュアスポーツカー”として登場しました。
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