これ、全部レゴ!? 48万ピースで創った実走可能な実物大、トヨタ GRスープラの迫力が凄かった!
- 筆者: 内田 俊一
- カメラマン:レゴジャパン・TOYOTA
レゴジャパン株式会社、レゴランド・ジャパン合同会社、TOYOTA GAZOO Racingは、2021年8月12日(木)、国内初代スープラ発売から35周年を記念し、レゴブロックで実物大に再現した「レゴ トヨタ GRスープラ 実物大レプリカ」をレゴランド・ジャパン・リゾートにて初公開した。レゴを通じて子供たちにクルマのかっこよさを伝えたいという思いから誕生したトヨタGRスープラの実物大レゴを紹介しよう。
総48万ピース、290種類のレゴを用いて創られた実物大のGRスープラ!
子供のころ、多くの読者の皆さんはレゴブロックで遊んだことだろう。そのレゴブロックでGRスープラを実物大で作り上げたのだから驚きだ。今年は日本において初代スープラ誕生35周年、それを記念してトヨタとレゴがコラボレーションし作られたのである。
これまでレゴは様々なスーパースポーツカーを実物大で作り上げてきたが、日本車とは初の試みだ。約48万ピース、290種類にもわたるレゴブロックを使い、そのサイズは実車とほぼ同じ、重量はレゴのレプリカの方が若干重くなっている。
実物大製作の専門チームの手により完成! しかもモーター駆動で走行も可能
「実はレゴグループには、専門の大きなモデルを作るチームがあり、そこでデザインなどを含めたスペシャリストが限りなく実車に近い形で再現しています」と説明するのはレゴジャパンマーケティングディレクターの小西映子さんだ。
今回はトヨタとのコラボレーションということもあり、タイヤやエンブレム、シート、ステアリングなどは実際のものを使用。インテリアにおいて、エアアウトレットのダイヤルはレゴ商品のタイヤを用い再現。「我々の遊び心です」と小西さんはいう。
このレプリカは、電動モーターを搭載しており、最高速28km/hで走行も可能だ。電動モーター搭載はレゴグループでは初の試みとのことだった。
トヨタ GR SPORTの担当者も「迫力が凄い」と驚いた
これを見たトヨタGAZOO Racing カンパニー GRブランドマネジメント部 部長の杉浦 宏哉さんは「ほとんどがレゴで精緻に中まで再現されていて、迫力がものすごいですね。リアコンビランプの作りがものすごく実車に近い形で、ランプも点灯して私のお気に入りの場所です」とコメントした。
子供たちにワクワクドキドキしてもらいたいという想い
なぜ、レゴとトヨタがコラボレーションしてこのレプリカを作り上げたのか。
小西さんによるとレゴグループのミッションについて「将来の未来の担い手となる子供達に遊びを通じて、将来に必要な経験やスキルを身につけてもらいたいという信念を持って事業展開をしています。そして、一番我々が大事にしていることがまさに子供たちが何に情熱を注ぐのか、何に興味があるのか、何にモチベーションがあるかで、それを大切にして製品を開発しているのです。
その中で、一番興味・関心があるひとつがまさにクルマであり、スポーツカーなのです」と述べる。
ではこのスポーツカーをどう製品化するか、どう子供達に届けるか。そこで「スープラ35周年という節目を迎えるGR スープラとタッグを組みました」とコメント。まず商品化されたのがレゴスピードチャンピオン トヨタ GR スープラで、2021年6月にすでに発売されている。
100年後もスポーツカーが、子供たちの心ときめく存在であって欲しい
一方の杉浦さんも「トヨタGAZOO Racingは、クルマが愛車と呼ばれ愛のつく存在であり続けるために、モータースポーツやスポーツカーをサスティナブルなものにしていきたいということを目指しています」とそのブランド意義を説明。
「だからこそ100年後もスポーツカーが、子供たちの心ときめく存在であって欲しいと願っています。私自身、子供のころにレゴに夢中で、発売されたスピードチャンピオンも早速つくってみました。やはりレゴは楽しいなと童心に帰った気持ちになりました」という。
そして「たくさんの子供たちが、このレゴを通じてクルマの格好良さに目をキラキラさせてもらえると良いなと思います」と述べ、この両者の子供への思いが結集し実物大レプリカが作られたのだ。
小西さんは、このレプリカから「レゴブロックを通して何でも作れる、何でも出来る、無限の可能性を感じてもらいたいのです。
皆さんご存知のただの小さなブロックかもしれませんが、色々な想像力、無限に可能性があると信じることで、これだけ大きな作品となり、皆さんに驚きやワクワクする感情をお届けできると思っています。是非その辺りの楽しさを感じてもらいたいですね」と語る。
杉浦さんも「世界中の子供達、いわゆる未来のドライバーに、クルマやレゴを通じてワクワクドキドキしていただけたらなと思っています」と話した。
世界に通用するスポーツカーを目指して復活を果たしたGRスープラ
ここで少しスープラについて振り返っておきたい。
1986年、初代スープラ A 70型が誕生。「世界に通用するスポーツカーを目指して、商品化されたこのスープラは、世界ラリー選手権、WRCのサファリラリーで表彰台を獲得するなど、様々なモータースポーツシーンでその存在感を発揮しました」と杉浦さん。
1993年には、A80型へと進化し、“ザ・スポーツオブトヨタ”という標語を掲げ、ルマン24時間レースでも完走。さらに現在のスーパー GT にあたる全日本GT選手権では、27回の優勝、4回のシリーズチャンピオンを獲得し、スポーツカーとして確固たるポジションを築いたブランドだ。しかし2002年、スープラは生産終了。
それから17年が経過して、「トヨタのスポーツカーを取り戻したい、スープラを復活させたいという社長の豊田の強い思いで、2019年、スープライズバックの掛け声とともに GR スープラが復活しました」。
誕生35周年を記念した35台だけの特別なスープラが登場
そして35周年を記念し、GR SUPRA 35th Anniversary Edition を台数限定で発売。“35th Anniversary Edition” RZ、“35th Anniversary Edition” SZ-Rそれぞれ 35 台限定で設定。
商談申込は、8月6日から31日までWeb限定で受け付け、9月7日に抽選の上、その後順次商談を開始。12月ごろ発売する計画である。どちらにもマットブラック塗装の19インチ鍛造アルミホイールや助手席前インストルメントパネルに35周年記念カーボンオーナメントを特別に装備される。
レゴランドやサーキットで実物大のGRスープラが見られる
今回お披露目されたレゴ トヨタ GRスープラ 実物大レプリカとGR SUPRA 35th Anniversary Editionは「エキサイティング モータースポーツ レゴ エクスペリエンス Ignite your playful engine - 興奮やまない熱い レゴ体験!GRスープラがキミの遊び心に火をつける」と題し、2021年8月12日(木)~2021年10月11日(月)までレゴランド・ジャパン・リゾート(愛知県名古屋市港区)にて展示され、同時に様々なイベントも同時開催。
その後、10月以降、スーパー GT の大分オートポリス、ツインリンクもてぎ、最終戦の富士スピードウェイのTGRブースで同様のイベントが実施される予定だ。
[筆者:内田俊一/撮影:レゴジャパン・TOYOTA]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。